パソコン教室・スマホ教室の集客 シニア向けと仕事向けで変える募集と体験

生徒集め公開
この記事の目次
  1. シニア向けと仕事向けでは、届く場所が違う
  2. シニア向けは、紙・電話・家族の3つを入口にする
  3. 無料の公的講習と重なる部分、重ならない部分
  4. 仕事向けは、夜と休日の枠と持ち込み端末で選ばれる
  5. コースの案内と契約で守ること
  6. 体験の席と時間を決める
  7. 資格を目指す人には、試験に合わせた体験を用意する
  8. 体験の当日は、席に着くまでの案内を決めておく
  9. 窓口別と対象者別に数を残す
  10. パソコン教室・スマホ教室の集客費に使える補助金
  11. パソコン教室・スマホ教室の集客でよくある質問

令和7年の通信利用動向調査では、スマートフォンでインターネットを利用している人は、60〜69歳で80.9%、70〜79歳で55.1%、80歳以上で21.7%でした。
シニア向けのスマホ教室をLINEやInstagramだけで募集すると、70歳以上では届かない人が多くなります。
仕事で使う人は、検索と夜・休日の枠、持ち込みパソコンの条件で教室を選びます。
対象者ごとに、届ける場所と申込みの窓口を分けます。

この記事の答え

  • シニア向けは、紙のチラシと電話の申込み窓口を残します。ネットに慣れた子ども世代が親のために探すので、家族向けの案内も作ります。
  • 携帯ショップなどの無料の講習には、電話やカメラの基本操作や、行政手続の講座があり、重なる部分があります。教室は、近くの講習の案内と見比べて違いが出る、本人の端末で続けて教える講座を前に出します。
  • 仕事向けは、夜と休日の枠、持ち込みパソコンの条件、体験で解決する操作を1つに絞って募集します。期間が2か月を超え総額が5万円を超えるコースは、書面とクーリング・オフが要ります。

シニア向けと仕事向けでは、届く場所が違う

パソコン教室とスマホ教室の集客は、対象者によって、情報を探す場所も、申し込む方法も違います。
同じ教室が両方を募集する場合でも、チラシ1枚で両方に呼びかけるより、対象者別に案内を分けた方が、読む人が自分のことだと分かります。
分ける時の手がかりとして、年齢ごとのネットとスマートフォンの利用の実態を見ておきます。

令和7年の年齢別の利用状況。インターネットの利用は60〜69歳91.2%、70〜79歳71.9%、80歳以上37.1%。スマートフォンでの利用は80.9%、55.1%、21.7%60〜69歳91.280.970〜79歳71.955.180歳以上37.121.7

図の濃い棒はインターネットの利用、薄い棒はスマートフォンでの利用で、単位は%です。
パソコンで利用している人は、60〜69歳で50.7%、70〜79歳で31.5%、80歳以上で12.7%です。
70〜79歳ではスマートフォンを使う人が55.1%、パソコンを使う人が31.5%で、80歳以上ではそれぞれ21.7%と12.7%に下がります。
インターネットの利用全体でも、70〜79歳の71.9%から80歳以上の37.1%へ下がります。
教室に来てほしい人ほど、ネットの広告を見ていない可能性があります。

対象者届く場所申込みの窓口体験の形
シニアのスマホとパソコンの入門近所の掲示、チラシ、家族の紹介、口コミ電話と紙の申込書を先に置く。Webはその次本人の端末を持ち込み、困りごと1つを解決する
仕事で使う人地域名とソフト名の検索、地図、知人の紹介Webの申込みフォームと予約持ち込みパソコンで、翌日の仕事で使う操作を1つ
資格を目指す人試験名の検索、地図Webの申込みフォームと予約試験と同じ環境で、過去の形式の問題を1問

表の右の2列は、教室が決める運営の形です。
シニア向けでは、電話にすぐ出られない時間帯の対応や、書面の申込みを受け付ける人手を考えておきます。
仕事向けでは、体験を申し込んだ人が、その日のうちに予約の確定を受け取れるかが、他の教室と比べられる場面で効きます。

出典: 総務省 令和7年通信利用動向調査 ポイント(令和8年5月29日公表。調査時点は令和7年8月末)
2026年11月8日に確認

申請の締切は2026年12月15日 17:00

チラシや募集ページに持続化補助金を使う申請では、様式4を依頼できるのは2026年12月4日までです。
受付締切の後は発行を頼めません。
制度の早見表で、広告や予約サイトに使える制度の受付状況と、締切・上限・公式の資料を一覧にできます。

シニア向けは、紙・電話・家族の3つを入口にする

70歳以上の生徒を集めたい教室は、まず紙の案内を作ります。
近所の掲示板、郵便受け、公民館や商店の掲示、通っている人からの手渡しは、ネットを使わない人にも届きます。
貼る場所は、管理する人に許可を取った所に限ります。
案内には、教室の場所を地図で示し、最寄りの駅やバス停からの道順、電話番号、電話に出られる時間帯を大きな字で書きます。
申込みは「電話をしてください」で終わらせず、体験の日程を2つ書いておくと、電話での会話が短く済みます。

チラシは、見出しに「何を教えるか」を書き、教室の場所と電話番号、講師の顔写真(写る本人の了解を取ったもの)を同じ面に置きます。
新聞折込とポスティングのどちらで配るかは、配る曜日と枚数、同じ範囲に何回届けるかを決めてから選びます。
1回で反応が出なくても、同じ範囲に間をあけて複数回届けると、見かけた回数が増えます。
電話や来店で「チラシを見て」と言われたら、どの言葉に反応したかを控えておき、次のチラシの見出しに使います。

子ども世代が親のために探す

シニアのスマホ教室を探しているのは、本人とは限りません。
離れて住む子どもが、親のスマートフォンの使い方に困って、親に代わって教室を調べる場合があります。
この人たちはネットで検索するので、ホームページに「親のスマートフォン教室」のような家族向けの項目を置き、本人の端末で体験できること、家族が同席できること、料金の総額を載せます。
体験の日に家族が一緒に来る場合は、契約の説明も家族が聞けるようにし、質問には同席した家族にも答えます。

地図の検索に出る情報をそろえる

子ども世代も、仕事向けの人も、教室を探す時は「地域名+パソコン教室」で検索し、地図の結果から電話や道順を確かめます。
Googleビジネスプロフィールに、教室名、住所、電話番号、営業時間、教室の入口と室内の写真を登録し、チラシやホームページの記載とそろえます。
講座の空き枠や写真を更新し、口コミへは受講内容や氏名などの個人情報を出さずに返信します。
電話番号や営業時間が媒体ごとに違うと、来た人が教室に着けないか、電話がつながらなくなります。
口コミは、体験に来た人全員に同じ文面で頼みます。
投稿の見返りに割引や無料の体験を付ける頼み方は、できません。

紙・検索に発信と地域施策を加え、8つの経路で募集する

募集経路は、紙の配布、地図の検索、SNS、地域広告、地域情報誌、イベント、看板、紹介の8つに分けます。
シニア本人へ届ける紙と、家族や仕事帰りの人に届くWebでは、同じ教材名を見出しにしません。
通っている人の町名と交通手段を記録し、バスや送迎も含めて来られる範囲から配布先を選びます。

InstagramやYouTubeなどのSNS・動画には、スマートフォンで写真を整理する手順や、表計算で同じ作業をまとめる短い実演を載せる運営案があります。
操作を全部覚えてもらうことより、講師の説明と画面の見やすさを伝えます。
生徒の画面や氏名を出さず、教室の練習用データで撮ります。
講師紹介には実際の資格名、使ってきたソフト、担当できる操作を並べ、経歴だけで就職や習得を保証しません。

投稿の先には、シニアの家族向け、仕事向け、資格向けのページを置きます。
LINE公式アカウントで予約を受けるなら、チャットで体験の希望日時と相談したい操作を聞き、担当者が空席を見て確定の返事を出します。
電話の申込みも同じ予約表へ転記し、返事をしていない人を残さない運用にします。
LINEを使わない人に、友だち追加を予約の条件として求めません。

Google広告は、国内の地域や指定地点からの半径で対象を設定できます。
通える人を募集する教室は、所在地を対象にする設定と、地域への関心も含む設定の違いを見て選びます。
位置判定には誤差があるので、実際に申込者が通える町に住んでいるかも記録します。
仕事向けは「地域名 表計算 講座」など、相談される操作を検索する言葉とページの見出しに合わせます。
広告を出さないページでも、地域名、学べる操作、夜や休日の時間を見出しに入れ、検索から来た人の疑問に答えます。

地域情報誌やフリーペーパーは、配布範囲と読まれる場所、原稿締切を取り寄せて、シニア本人向けか家族向けかを選びます。
自治体の広報誌にも広告枠のある例があり、横浜市の「広報よこはま」は広告枠を入札で事業者に売る形です。教室が出す時は枠を扱う事業者に問い合わせ、市の広告基準を確かめます。
語学教室等の区分では安易さや受講料の安価さを強調する表現に制限があり、資格講座には講座だけで国家資格を取れるような紛らわしい表示を避ける基準があります。
市区町村が違えば基準も違うため、パソコン教室をどの区分で審査するかを掲載窓口に聞きます。

子育てイベントでは親子で写真を整理する体験、地域の催しではスマホの文字を大きくする体験など、会場に合う相談コーナーを提案します。
出展や営業の許可を得たうえで、その場で扱う操作と有料の継続講座の範囲を分けます。
看板には「スマホの相談」「仕事の表計算」のように学べることと電話番号を出し、入口を探す人の目線から読みやすさを見ます。
屋外への設置は、管理者の承諾と地域の広告物の決まりに合わせます。
紹介は、本人が通ってよかった点を話してくれた時に、家族や友人向けの体験案内を渡す形にします。

出典: Google ビジネス プロフィール ヘルプ ビジネス情報のガイドライン
Google 広告 ヘルプ 広告の対象地域を設定する
LINEヤフー LINE公式アカウント チャット
横浜市 印刷物一覧
横浜市 広告掲載基準
2026年11月8日に確認

体験の前に聞くことと、預からないもの

体験の前に、申込みの電話で聞くことは4つです。
スマートフォンの機種とOS、契約している通信会社、画面の文字の大きさの希望、いちばん困っている操作です。
機種によって画面の見え方と操作が変わるので、教室の講師が慣れていない機種なら、体験の日までに調べておきます。
体験中に、IDやパスワードを講師が預かったり、紙に書き留めたりしません。
本人が入力する場面では、講師は画面を見ずに待ちます。
この決まりは、申込みの案内に書いておくと、保護者や家族の安心につながります。

不安に応える題材を体験に入れる

通信利用動向調査では、どの年齢階層でも、インターネットを使う時の不安のうち「個人情報やインターネット利用履歴の漏えい」が最も高く、「架空請求やインターネットを利用した詐欺」も上位に入っています。
シニアのスマホ教室では、操作の説明に加えて、怪しいメッセージが届いた時にどうするかを、体験の題材の1つにします。
募集の文面では「詐欺に遭わなくなる」のような約束はせず、授業で扱う内容を書きます。
たとえば「身に覚えのない請求のメッセージが来た時に、開く前に確認する手順を練習します」のような書き方です。

出典: 総務省 令和7年通信利用動向調査 ポイント
Google マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー(禁止または制限されているコンテンツ)
2026年11月8日に確認

無料の公的講習と重なる部分、重ならない部分

シニア向けのスマホ講習は、教室だけが行っているわけではありません。
総務省は、デジタル活用に不安のある高齢者などを対象に、スマートフォンでのオンライン行政手続などの助言や相談を行う講習会を、デジタル活用支援推進事業として2021年度から支援しています。
2024年度は、携帯電話ショップなどを中心に、全国6,000か所以上で講習会が行われました。
この事業の実施期間は令和7年度までです。
令和8年度以降に同じ形の講習が続くかは、地域の携帯電話ショップや自治体の案内で見ておきます。

講座の例は、基本講座が電源の入れ方・ボタン操作の仕方と、電話・カメラの使い方です。
応用講座は、マイナポータル、オンライン診療、ハザードマップによる災害リスクの確認、安心・安全にインターネットを使うためのデジタルリテラシーです。
講習会ごとの具体的な項目と回数は、実施する事業者や自治体が決めるので、地域によって違います。
電話やカメラの基本操作、行政手続、オンライン診療、防災といった用途は、無料の講習と重なり得ます。
教室が前に出すのは、近くの講習の案内を取り寄せて項目を見比べたうえで、重ならないと確かめられた部分です。
次の3つが候補になります。

  • 1人ひとりの端末で、その人が困っている操作を、回数を重ねて続けて練習する
  • 写真の整理や家族とのビデオ通話など、近くの講習の案内に載っていない、生活の中の用途に広げる
  • 家族のスマートフォンやパソコンの設定を、本人と一緒に進める

募集の文では、無料の講習を悪く言わず、教室が提供する内容を具体的に書きます。
「初めての人は、まず近くの講習会へ」と案内する教室もあり得ますが、続きを学びたい人の受け皿になることが、教室の役目です。
近くの講習が終わる地域では、講習を受けた人が次に学ぶ場所を探すので、地図の検索とホームページで、継続して学べることを示しておきます。

出典: 総務省 デジタル活用支援推進事業(講座の例)
総務省 令和7年版 情報通信白書 高齢者等のデジタル活用に対する支援向上
総務省 北海道総合通信局 デジタル活用支援推進事業(令和7年度まで)
2026年11月8日に確認

ホームページは、料金、講師、授業例、アクセス、体験日時から申込みまでをつなぎ、スマートフォンで電話や入力を試します。
教室に届いた質問を記事にして更新し、表示が遅い画像は容量を軽くします。
制作を外注する場合も、教室側で日程と料金を更新できる範囲と費用を決めます。
管理画面を使う担当者と権限を決め、更新作業と申込み情報の閲覧を必要な人に絞ります。

仕事向けは、夜と休日の枠と持ち込み端末で選ばれる

仕事で使う人がパソコン教室に求めるのは、明日の仕事で困る操作を解決することです。
募集の案内は、ソフトの名前と操作の名前で書きます。
たとえば、表計算の関数、文書の書式、メールの整理、オンライン会議の設定などです。
通える時間帯は、平日の夜と休日の昼を軸に、申込みの画面で空き枠が分かるようにします。
仕事帰りの人は、申し込んでから教室に着くまでの手間が少ないほど、続けやすくなります。

動画や独学の教材で学べる時代に、教室に通う理由は、自分の画面を見て、つまずいた所をその場で直してもらえることです。
近隣教室の対象者、コース、曜日、料金を比較し、自教室が教えられる操作と空き時間に合う募集を選びます。
案内には、講師の経歴、担当する授業、実務で使っている操作の範囲を載せます。
経歴は、実際にあることだけを書きます。
在籍している人には、入会を決めた理由と、通って良かった点、改善してほしい点を聞き、講座と募集の両方へ反映します。
声を公開する時は、本人に掲載範囲を確認します。

持ち込みパソコンの条件を申込みで聞く

仕事向けの生徒は、自分のパソコンを持ち込む場合が多くなります。
申込みの時に、OSの種類と版、使いたいソフトの名前と版、会社のパソコンかどうかを聞きます。
会社のパソコンは、持ち出しの禁止や、ソフトの追加の制限がある場合があります。
体験で社外秘の資料を開かせないことも、申込みの案内に書いておきます。
練習には、教室が用意したサンプルの資料を使います。

古いパソコンの相談を入口にする

Windows 10は2025年10月14日にサポートが終わり、技術サポート、機能更新、品質更新が提供されなくなりました。
個人向けの拡張セキュリティ更新は、2027年10月12日まで重要なセキュリティ更新だけが届く仕組みで、新機能や技術サポートは含まれません。
今も古いパソコンを使い続けている人は、買い替えるか、使い続けるかで迷っています。
「パソコンの買い替えとデータの移行の相談」を単発の体験メニューにし、その後に操作の講座へ案内する形が考えられます。
どの機種を買うかの勧誘や販売は教室の役目にせず、移行の手順と、新しい画面での操作の練習に絞ります。

出典: Microsoft Windows 10 のサポート終了について
2026年11月8日に確認

コースの案内と契約で守ること

パソコン教室の契約は、期間が2か月を超え、入会金、受講料、教材費などの総額が5万円を超えると、特定継続的役務提供にあたります。
この場合は、契約の前に概要書面を、契約を結んだらすぐに契約書面を渡します。
クーリング・オフの8日間は、法律が定める事項を記載した契約書面を受け取った日から数えます。
契約の前に渡した概要書面を受け取った日からではありません。
3か月のコースで、教材費を含めて5万円を超える設定は、仕事向けの講座で起きやすいので、コースを作る時に総額を先に計算します。
契約の細かい決まりは、パソコン教室の開業の対象者・設備・契約の記事にまとめています。

集客の広告は、特定商取引法の誇大広告の禁止にも関わります。
特定継続的役務提供の条件や効果について、著しく事実に相違する表示や、実際より著しく優良と誤認させる表示は禁止です。
「誰でも1か月でパソコンが使える」「この教室に通えば必ず就職できる」のような言い方は、避けます。
書くのは、授業で扱う操作、1回の時間、回数、総額、体験の内容です。

  • 総額: 入会金、受講料、教材費、端末の貸出料を足した金額
  • 期間と回数: 何か月で何回か。更新の有無
  • 解約: クーリング・オフの期間と、その後の解約の条件
  • 体験の範囲: 無料の体験で行うこと、入会しないと受けられないこと

出典: 消費者庁 特定継続的役務提供Q&A
e-Gov法令検索 特定商取引に関する法律第42条・第43条・第48条
2026年11月8日に確認

体験の席と時間を決める

体験の席は、教室の端末の台数、持ち込みの人数、講師が同時に見られる人数のうち小さい数で決めます。
シニア向けは、1人の講師が見られる人数が少なくなります。
画面の操作を横で見て、ゆっくり説明する場面が多いためです。
仕事向けは、持ち込みパソコンの機種ごとに操作が違う場合があり、体験の人数を絞った方が全員の課題に応えられます。
席の数は、講師の人数と教室の広さを前提に、実際に試した結果で決めて、記録に残します。

体験の時間は、対象者によって変えます。
シニア向けは、1回の体験を短めに取り、その日の練習の終わりに「次はこの操作をやります」と次回の内容を伝えます。
次回の日をその場で決めてもらうと、予約の連絡が減ります。
仕事向けは、体験の最初に、いちばん解決したい操作を聞き、その操作を1つ終えるところまでを体験とします。
操作が終わらなかった時は、入会後のどの回で扱うかを案内します。
体験の終わりに、料金の一覧と、通える曜日と時間の空きを紙で渡します。

資格を目指す人には、試験に合わせた体験を用意する

資格の取得を目指す人は、教室の名前よりも、受けたい試験の名前で検索します。
教室のホームページには、扱う試験の名前ごとにページを分けて、授業の回数、1回の時間、使うソフトの版、試験の日程に合わせた通い方を書きます。
試験の日程と受験料、合格の基準は、試験を実施する団体が決めて更新するものです。
教室のページには数字を写さず、団体の公式ページへのリンクを置き、確認した日を書いておく方が、古い情報を載せ続ける事故を防げます。
「合格を保証します」「合格率が高い」のような書き方はしません。
教室が書けるのは、授業の内容と、過去の形式の問題に取り組む回があるかどうかです。

体験では、試験と同じ形式の問題を1問だけ解いてもらい、どこで手が止まったかを一緒に見ます。
手が止まった箇所は、入会後にどの回で扱うかを紙に書いて渡すと、通った後の姿が想像しやすくなります。
申込みの時に、受験したい試験の名前と、受ける予定の時期を聞いておくと、体験の問題を用意できます。

体験の当日は、席に着くまでの案内を決めておく

体験の当日に起きやすい不都合は、授業の内容より手前にあります。
教室の入口が分からない、靴を脱ぐのか分からない、持ち物が足りない、といったことです。
申込みが確定した時に、最寄りの駅やバス停からの道順、建物の入口の写真、階数、呼び鈴の有無、持ち物、遅れる時の連絡先を送ります。
写真に人が写る場合は、写っている人の同意を取るか、人が写らない場所を撮ります。
シニア向けは、電話での案内も用意し、当日に迷った時の連絡先が1つ決まっていると、来られなくなる人が減ります。
仕事向けは、体験の前日の夕方に、開始時刻と持ち物をもう一度連絡します。

窓口別と対象者別に数を残す

申込みは、窓口ごと、対象者ごとに記録します。
電話、教室での紙、Webのフォーム、紹介のそれぞれから何件の申込みがあり、何件が体験に来て、何件が入会したかを残します。
対象者をシニア、仕事、資格に分けると、チラシやホームページの案内がどの対象者に届いているかが見えます。

募集経路届けた量と費用結果
紙の配布配布日・町・枚数申込み・参加・入会
地図の検索検索からの閲覧申込み・参加・入会
SNS投稿の閲覧・リンク利用申込み・参加・入会
地域広告表示・クリック・費用申込み・参加・入会
地域情報誌掲載地域・号・費用申込み・参加・入会
イベント相談した人数・出展費申込み・参加・入会
看板設置場所・掲出期間申込み・参加・入会
紹介紹介を受けた体験人数申込み・参加・入会

募集経路と申込み窓口は別に記録します。
看板を見て電話した人なら、経路は看板、窓口は電話です。
翌月に埋めたい対象者と人数を先に決め、経路ごとの費用と入会人数を照らして、見出しや配布時期を変えます。

記録する欄見て分かること
申込みの窓口(電話・紙・Web・紹介)どの入口が使われているか。電話が多いシニア向けに紙の案内が届いているか
対象者(シニア・仕事・資格)どの対象者の体験から入会が少ないか
体験の席の埋まり方日程の曜日と時間が、対象者の予定に合っているか
入会しなかった理由曜日、総額、内容のどれが合わなかったか。聞けなかった時は不明と記録する

入会の数に対して、集客にかけた費用が分かれば、入会1人あたりの費用も出せます。
広告やチラシは、対象者別に別の案内と別のQRコードを作り、反応を分けて数えます。
数字が小さい間は、割合より、1件ずつの理由を読むことが、直す場所の発見につながります。
入会した後は、何か月通っているかも残します。
受講料から講師の時間、教材、授業外の質問対応にかかる費用を引いた残りと、入会1人あたりの集客費を比べます。
人数だけ増えても、個別対応の負担で利益が残らない募集は費用配分を直します。
料金を作り直す時も、予定する席数と経費から計算します。
通う月数が短い対象者は、本人に聞いた退会理由から、体験の内容、入会前の説明、日程のどこを直すかを決めます。
授業後にできた操作と次に練習する操作を伝え、続けたい人には今の講座を終えた後の内容を案内します。
欠席や振替、連絡履歴も予約表にまとめ、同じことを何度も聞かない形にします。

在籍している人に友人の紹介を頼む場合の特典は、景品規制の対象になる場合があります。
紹介者に渡す物、入会者に渡す物、渡す時期を紙に書き、限度額を確認してから決めます。

出典: 消費者庁 景品規制の概要
2026年11月8日に確認

パソコン教室・スマホ教室の集客費に使える補助金

持続化補助金で集客に使える費目は、広報費とウェブサイト関連費です。
広報費には、チラシの外注と発送、看板の作成と設置、インターネット広告やSNS広告、電子パンフレットなどが入ります。
申込みと予約を受けるサイトや、顧客管理のシステムは、ウェブサイト関連費です。
紙の募集に使う広報費は30万円(補助金額の上限)、予約サイトなどのウェブサイト関連費は30万円(補助金額の上限)です。
いずれも単独では申請できず、ほかの経費と組み合わせます。

生徒が使うパソコンやタブレット端末、Webカメラ、ヘッドセットなどの購入費は、補助の対象外です。
生徒用の端末や、体験用に買い足す機器は、自己資金で計画に入れます。
チラシは、刷った枚数のうち配布していない分が対象外で、補助事業の期間より前の配布も対象になりません。
関連する条件は、教室経営の広告・設備・雇用に使える制度の記事と、パソコン教室のサイト制作にも関わる持続化補助金の条件にあります。

交付決定の前に発注した経費は対象外

チラシと制作の契約日を分けます

シニア向けの紙の案内も、仕事向けの募集ページも、持続化補助金の交付決定より前の契約・発注・支払いは対象外です。
これから迎える春の募集は自己資金で進め、補助金に入れる広告と制作は、交付決定を受けた後に発注します。

小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠)の日程と生徒の募集期受付期間は2026年11月5日から2026年12月15日 17:00、様式4の締切は2026年12月4日、交付決定の目安は2027年4月から5月頃(採択の発表から概ね1〜2か月かかる場合がある)、補助事業の実施期限は2028年3月31日、実績報告の期限は補助事業を終えた日から30日を過ぎた日と2028年4月10日の早い方、生徒の募集期は1月・4月・9月・10月です。 / 2026年11月 受付期間 2026年11月5日から2026年12月15日 17:00 / 2026年12月 様式4の締切 2026年12月4日 / 2027年1月 募集期(補助金の期間の外) / 2027年2月から2027年3月 / 2027年4月 募集期(補助金の期間の外) / 交付決定の目安 2027年4月から5月頃(採択の発表から概ね1〜2か月かかる場合がある) / 2027年5月 交付決定を待つ(決定の日から発注できる) / 2027年6月から2027年8月 / 補助金で発注できる期間 / 2027年9月 補助金で発注できる期間 / 募集期(補助金の期間の中) / 2027年10月 補助金で発注できる期間 / 募集期(補助金の期間の中) / 2027年11月から2027年12月 / 補助金で発注できる期間 / 2028年1月 補助金で発注できる期間 / 募集期(補助金の期間の中) / 2028年2月 補助金で発注できる期間 / 2028年3月 補助金で発注できる期間 / 補助事業の実施期限 2028年3月31日 / 翌年の生徒募集の案内(この月までに支払えば補助金の期間の中) / 2028年4月 実績報告の期限 補助事業を終えた日から30日を過ぎた日と2028年4月10日の早い方2026年11月受付期間 2026年11月5日から2026年12月15日 17:002026年12月様式4の締切 2026年12月4日2027年1月募集期(補助金の期間の外)2027年2月から2027年3月2027年4月募集期(補助金の期間の外)交付決定の目安 2027年4月から5月頃(採択の発表から概ね1〜2か月かかる場合がある)2027年5月交付決定を待つ(決定の日から発注できる)2027年6月から2027年8月2027年9月補助金で発注できる期間募集期(補助金の期間の中)2027年10月補助金で発注できる期間募集期(補助金の期間の中)2027年11月から2027年12月2028年1月補助金で発注できる期間募集期(補助金の期間の中)2028年2月補助金で発注できる期間2028年3月補助金で発注できる期間補助事業の実施期限 2028年3月31日翌年の生徒募集の案内(この月までに支払えば補助金の期間の中)2028年4月実績報告の期限 補助事業を終えた日から30日を過ぎた日と2028年4月10日の早い方

出典: 第20回 公募要領 第8版

交付決定の目安は2027年4月から5月頃で、これから迎える春の募集の広告は、補助事業の期間に間に合わない見込みです。
補助金に当てるのは、交付決定の後に出す秋の募集と、さらに翌年の春に向けて年明けから出す広告です。
紙の広告は配布・掲載を、募集ページは公開を、それぞれ支払いとともに2028年3月31日までに済ませます。
広告の掲載記録などを提出する実績報告は補助事業を終えた日から30日を過ぎた日と2028年4月10日の早い方です。

補助金は後払いで、不採択や減額になることもあります。
補助金の入金を待たずに支払える範囲で、広告を計画します。
広告の発注書、制作した案内の控え、請求書、振込の記録は、シニア向けと仕事向けのどちらの募集に使ったかが分かるように保管します。
教室の集客の全体設計は、スクールの対象者と募集方法を決める記事にあります。

出典: 小規模事業者持続化補助金 一般型・通常枠 公募要領
小規模事業者持続化補助金 一般型・通常枠 よくあるご質問
2026年11月8日に確認

例: 東京都で個人が開くパソコン教室の場合の制度の一覧

東京都でパソコン・スマホ教室を1年以上運営し、従業員を置かない個人事業主の例です。
電話の入口を残した紙の広告と、対象者別の案内ページを整える想定です。
シニア向けでも仕事向けでも、所在地や雇用人数に応じて利用できる制度が変わります。

制度情報を読み込めない場合は、制度の早見表で条件を確かめてください。 制度の早見表

制度の条件と確かめること
制度状態判定締切上限条件答えが足りないこと確かめること費目の上限使い道と注意出典と確認日
小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠) 第20回受付中候補商工会議所地区・商工会地区 様式4の発行受付 2026年12月4日 各商工会・商工会議所の窓口の時間 / 全国 申請 2026年12月15日 17:00基本50万円(インボイス特例で50万円加算、賃金引上げ特例で150万円加算、併用で200万円加算) / 補助率: 2/3(賃金引上げ特例の赤字事業者は3/4)事業の形 / 従業員の上限以内広報費 30万円(補助金額の上限) / 単独の申請は不可 / ウェブサイト関連費 30万円(補助金額の上限) / 単独の申請は不可生徒募集のチラシ・Web広告 / 集客のためのホームページ / 体験レッスンの受け入れに伴う教室の改装(販路開拓に伴うもの) / 後払い(事業を実施し支払った後に報告して受け取る) / 交付決定より前の発注・支払いは対象外 / 申請を支援した第三者がいれば、無料でも名称と支援金額の申告が必要 / 採択の発表は2027年3月頃、交付決定までさらに概ね1〜2か月。交付決定より前の発注・契約・支払い(前払いを含む)は対象外 / 商工会・商工会議所の地区を確認する2026年10月29日 確認 / 商工会議所地区 事務局 / 商工会地区 事務局(制度概要) / 法人格・従業員・締切・創業期間 第8版・2026-07-21 冊子3〜5・7・22頁 / 費目の上限と組合せ 第8版・2026-07-21 PDF14〜15頁(冊子13〜14頁)・FAQ Q3-19〜24 / 第20回FAQ 2026-10-22公開 PDF11頁(冊子6頁)・Q3-19・20・24

この例では対象条件外の制度

  • 小規模事業者持続化補助金(創業型) 第4回:開業日が対象の期間の外
  • デジタル化・AI導入補助金2026(通常枠) 7次:この例の使い道に当たらない
  • デジタル化・AI導入補助金2026(インボイス枠・インボイス対応類型) 7次:この例の使い道に当たらない
  • 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型) 随時受付:この例の使い道に当たらない
  • 中小企業省力化投資補助金(一般型) 第9回(予定):この例の使い道に当たらない
  • 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(新事業進出枠) 第2回:雇っている労働者が必要 / この例の使い道に当たらない / 投資額が補助の下限の750万円に届きません
  • 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(革新的新製品・サービス枠) 第2回:雇っている労働者が必要 / この例の使い道に当たらない
  • 業務改善助成金 2026年度:雇っている労働者が必要 / この例の使い道に当たらない
  • キャリアアップ助成金(正社員化コース) 通年(計画の届出が先):雇っている労働者が必要 / この例の使い道に当たらない
  • 人材開発支援助成金 通年(訓練の計画の届出が先):雇っている労働者が必要 / この例の使い道に当たらない

シニア向けの広告と仕事向けの募集サイトに使う制度は、所在地と雇用の条件を変えて制度の早見表に入れると、受付中の候補の締切・上限・出典を一覧で見られます。

パソコン教室・スマホ教室の集客でよくある質問

シニア向けと仕事向けを、同じホームページで募集してよいですか

同じホームページでも、入口のページは分けた方が読まれます。
シニア向けのページは、大きな字、電話番号、体験の日程を中心に、仕事向けのページは、ソフトの名前、夜と休日の枠、持ち込みパソコンの条件を中心に置きます。
教室の紹介や料金のページは共通でかまいません。

近くに無料の講習がある時は、募集をやめた方がよいですか

やめる必要はありません。
無料の講習は、基本操作や行政手続などの講座が例として挙げられていて、重なる部分があります。
だから、近くの講習の案内と項目を見比べたうえで、続けて学びたい人、自分の端末で個別に学びたい人、家族の端末の設定を頼みたい人に向けて、教室の内容を具体的に書きます。
講習の案内が続くかは地域で違うため、携帯電話ショップや自治体の案内を時々見ておきます。

体験にスマートフォンを持ち込む人の個人情報は、どう扱いますか

体験中に画面に出る連絡先や写真は、講師が必要以上に見ないようにします。
IDやパスワードは預からず、入力は本人にしてもらいます。
申込書や入力画面で本人から直接取得する氏名や連絡先は、原則として、あらかじめ利用目的を本人に明示します。
申込みの内容の確認や連絡に使うだけなら、取得の状況から利用目的が明らかとされる場合があり、新しい案内に使うなら、その旨を書いておきます。

出典: 個人情報保護委員会 申込書等で連絡先を記入させる場合の利用目的の明示(Q&A)
2026年11月8日に確認

生徒用のパソコンを補助金で買えますか

生徒用・体験用とも、パソコンとタブレット端末の購入は対象外です。
補助金で考えるのは、教室を知ってもらう広告と、申込みを受けるサイトの費用です。

8つの募集経路を、対象者と窓口で分ける

シニア向けは紙と電話と家族向けの案内、仕事向けは夜と休日の枠と持ち込み端末の条件を軸に募集します。
紙・地図の検索・SNS・地域広告・地域情報誌・イベント・看板・紹介の8経路を記録します。
窓口別と対象者別にも数を残し、契約が2か月超かつ5万円超になるコースは、書面の準備を先に整えます。