ピラティス資格の種類と費用【マット・マシンの違いと選び方】

資格・キャリア講座公開 2026-10-08更新 2026-10-23まなびの選び方編集部

掲載する料金・サービス内容は公式サイトの公開情報を2026年10月に確認したものです。

この記事で紹介しているサービス

サービス名向いている人公式サイト
PHI Pilates Japan 資格認定養成コース1つ取って教え始めてから、器具を1つずつ足していきたい人。詳細を見る
balanced body ピラティス資格スクール仕事の予定に合わせて会場と日程を組みたい人。マシンまで視野に入れている人。詳細を見る
zen place pilates 資格コーススタジオに通って受講したい人。スタジオを見てから決めたい人。詳細を見る
BDC PILATESマシンの資格に数十万円を払う前に、マシンのレッスンが自分に合うかを確かめたい人。詳細を見る
この記事の目次
  1. ピラティスの資格とは?国家資格はある?
  2. ピラティス資格の種類(マット・マシン・コンプリヘンシブ)
  3. ピラティス資格の費用と期間(公式に公開されている金額)
  4. 団体・スクールの選び方と申し込み前の確認項目
  5. 働きながらピラティス資格を取る方法
  6. ピラティス資格の養成コース比較
  7. 資格取得後の働き方と収入の目安
  8. ピラティス資格についてよくある質問
  9. まとめ

ピラティスインストラクターに国家資格はありません。
教えるために法律で決まった資格は要らず、実際に取られているのは団体やスタジオが出す民間資格です。
迷いやすいのは、資格の名前より「マットだけか、マシンまでか」と「どの団体の体系か」の2点。
この記事では、資格の種類、公式ページに載っている受講料と組み合わせたときの総額、働きながら取る方法、取ったあとの働き方までを公開情報だけで整理します。

この記事でわかること

  • ピラティスの資格が民間資格である理由と、公的な職業情報での扱い
  • マット・マシン・コンプリヘンシブの3つの違いと、器具ごとに分かれた資格の組み立て方
  • 器具ごとの受講料(税込)を足したときの総額の試算
  • 働きながら取るときの受講形式の選び方と、申し込み前の確認項目
  • 資格を取ったあとのスタジオ所属・業務委託・フリーランスの違いと、公的統計で見る収入の目安

ピラティスの資格とは?国家資格はある?

ピラティスの資格とは、団体やスタジオが定めた養成コースを修了し、試験や実技審査に通った人に出される民間の認定です。
国家資格ではありません。資格がなくても教えること自体は法律で禁じられていません。

公的な資料でも同じ扱いです。
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」には、スタジオインストラクターなどを含む「スポーツインストラクター」の職業ページがあります。
ページにピラティスという語は出てきませんが、「就業するには」の欄には「入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。」と書かれています(2026年10月10日確認)。

出典: 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「スポーツインストラクター」 https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/120 (2026年10月10日確認)

それでも多くの人が養成コースに通うのは、採用の現場で資格の有無や取得団体を見られることが多いからです。
スタジオの募集要項には「マシンピラティスの資格保持者」「◯◯の資格をお持ちの方」のような条件が並びます。
法律上は要らなくても、雇う側の条件としては要る。
この二重構造を最初に押さえておくと、資格選びで遠回りしません。

ヨガの資格との違い

ヨガにはYoga Alliance(全米ヨガアライアンス)のRYT200という、名前の通った登録制度があります。
200時間のカリキュラムの中身まで基準で決まっているので、講座を比べるときの物差しが1本あります。
ヨガ側の仕組みはヨガインストラクター資格の種類と費用にまとめています。

ピラティスには、そうした1本の物差しがありません。
団体ごとに養成時間も試験も、扱う器具の範囲も違います。
国際的な教育団体としてPMA(Pilates Method Alliance)の名前が養成スクールの説明によく出てきますが、PMAに加盟しているかどうかは団体ごとの違いの1つで、加盟していない団体の資格が使えないという意味ではありません。ピラティスでは「どの団体の、どの器具の資格か」まで言わないと、資格の中身が伝わりません。

もう1つの違いは器具です。
ヨガはマット1枚で教えられますが、ピラティスにはリフォーマーなど専用のマシンを使う流れがあります。
マシンの資格を取ると教えられる場所は増えますが、練習にはマシンのある環境が要ります。
この差が、費用にも働き方にも響きます。

ピラティス資格の種類(マット・マシン・コンプリヘンシブ)

資格の名前は団体ごとにばらばらですが、中身は大きく3つに分かれます。
検索上位の養成スクールの解説も、ほぼこの3分類で説明しています。

種類扱う範囲教えられる場面の例練習環境
マット床の上で行うエクササイズ。小道具(ボール、バンドなど)を使うコースもあるグループレッスン、オンラインレッスン、フィットネスクラブのスタジオプログラムマットがあれば自宅でも練習できる
マシン(器具)リフォーマー、チェア、タワー(キャデラック)、バレルなどの専用器具を使うエクササイズマシンピラティス専門スタジオ、パーソナルレッスン器具のあるスタジオでの練習が要る
コンプリヘンシブマットと主要なマシンの両方をまとめて学ぶ上の両方。器具の組み合わせでクラスを組める器具のある環境で長時間の練習が要る

マット資格

マットの資格は、床の上で行うエクササイズの指導法を学ぶものです。
器具が要らないので、教える場所を選びません。
公民館やレンタルスペース、オンラインでもクラスが組めます。
最初の1つとしてマットを選ぶ人が多いのはこのためです。

気をつけたいのは、マシンピラティス専門のスタジオで働きたい場合です。
マット資格だけでは採用の条件を満たさないことがあります。
働きたい場所が決まっているなら、そこの募集要項でどの器具の資格を求めているかを先に読んでください。

マシン(器具)資格

マシンの資格は、器具ごとにコースが分かれていることが多いです。
たとえばPHI Pilates Japanの公式ページでは、Mat、Props、Barrel、Chair、Tower、Reformer(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)のように器具ごとに資格認定養成コースが並んでいます。
マットを取ってからリフォーマーやチェアを足す、という組み合わせ方ができる体系です。
ただしPHIのReformer Ⅰには受講制限があり、PHI Pilatesのインストラクター資格を持つ人のほか、医療・保健分野に関連した国家資格、健康運動指導士、他団体のピラティス資格などを持つ人が対象です(外部資格保持者の受講料は277,200円・税込)。
これらの資格がない初心者は、最初にMat Ⅰ/Ⅱから受講し、修了後に他のコースへ進みます。

この記事で取り上げた養成スクールのうち、PHI Pilates Japanとbalanced body®は、リフォーマーをマシンのコースに入れています(zen place pilatesのリフォーマー単独コースは2027年秋開講予定)。
マシンの資格を1つ選ぶなら、リフォーマーの資格が働き先の選択肢と合わせやすい傾向があります。
ただし、受講条件はスクールごとに違います。
PHIのように、初心者はマットから始める体系もあります。
どの器具を置き、どの資格を求めるかはスタジオごとに違うので、働きたいスタジオの設備と募集要項を確認してください。

コンプリヘンシブ資格

コンプリヘンシブは「包括的」という意味で、マットと主要なマシンをまとめて学ぶコースです。
balanced body®のピラティス資格スクールは、マット、マシン(リフォーマー)、コンプリヘンシブの3つの資格コースを案内しています。
zen place pilatesの資格コースは、マット&リフォーマー、TBC(トラピーズテーブル・バレル・チェア)、両方をまとめたコンプリヘンシブを案内しています。

学ぶ範囲が広いぶん、時間も費用も大きくなります。
いきなりコンプリヘンシブに申し込むより、マットかリフォーマーで1つ取り、教え始めてから範囲を広げる人もいます。
器具ごとにコースが分かれている団体なら、あとから足していく取り方ができます。

広告で「国家資格」の文字を見たら、何の国家資格かを確かめてください。
ピラティスそのものに国家資格はないので、講師やスタッフが持っている理学療法士などの別の資格を指していることがあります。
ピラティスの資格の説明と、スタッフの資格の説明は分けて読みます。

ピラティス資格の費用と期間(公式に公開されている金額)

ピラティス資格の費用は、マットだけか、マシンまで取るかで大きく変わります。
受講料をページに載せている団体と、説明会や資料請求でしか案内しない団体に分かれます。
器具ごとの受講料を細かく公開している例として、PHI Pilates Japanの資格認定養成コースを並べます。

コース受講料(税込)
Mat Ⅰ/Ⅱ Instructor Course254,100円
Props Instructor Course115,269円
Barrel Instructor Courseバレル本体なし83,790円/バレル本体あり136,920円
Chair Instructor Course168,840円
Tower Instructor Course231,000円
Reformer Ⅰ Instructor Course231,000円(外部資格保持者は277,200円)
Reformer Ⅱ Instructor Course231,000円
Reformer Ⅲ Instructor Course231,000円

出典: PHI Pilates Japan「PHI Pilates 資格認定養成コース」 https://phipilatesjapan.com/license (税込表記。
2026年10月9日確認。
申し込み前に最新の金額を公式サイトで確認してください)

組み合わせたときの総額(編集部の試算)

器具ごとに分かれた体系では、1コースの金額だけを見ても総額は分かりません。
上の表の金額を、取り方のパターンごとに編集部で足しました。
まとめて申し込んだときの割引の有無は公式サイトで確認してください。

  • マットだけ/254,100円(税込)
  • マット+リフォーマーⅠ/485,100円(税込)
  • マット+リフォーマーⅠ〜Ⅲ/947,100円(税込)
  • マット+リフォーマーⅠ〜Ⅲ+チェア+タワー+バレル(本体なし)/1,430,730円(税込)

マットだけなら20万円台、マシンまで広げると100万円を超える範囲まで、取り方しだいで総額は5倍以上変わります。
どこまで取るかは、教えたい場所で決めるのが筋です。
マットのグループクラスを持ちたい人がリフォーマーⅢまで先に払う必要はありません。

受講料のほかにかかるもの

  • 練習のためのスタジオ利用料/マシンの資格は、器具のある場所での練習時間が要ります。受講料に練習枠が含まれるか、別料金かを確認します
  • 試験・認定の費用/修了試験や認定の手数料が受講料と別になっている団体があります
  • 資格の更新費・年会費/継続教育の受講や年会費を更新の条件にしている団体があります。取ったあとに毎年かかる金額まで聞いてください
  • 交通費と教材費/開催地が遠いと、通う回数ぶん交通費が乗ります。小道具や器具を自分で用意するコースもあります(PHIのバレルのコースは本体ありとなしで金額が分かれています)

期間の考え方

期間は団体とコースで大きく違い、公式に統一された目安はありません。
比べるときは「何か月」より「何時間で、そのうち講義・実技練習・指導実習が何時間ずつか」を聞くほうが確かです。
マシンの資格は、器具に慣れる練習時間を受講者が自分で確保する形のコースもあり、カレンダー上の期間は練習時間をどれだけ取れるかで伸び縮みします。

団体・スクールの選び方と申し込み前の確認項目

ピラティスの資格は団体の数だけ体系があります。
名前の知名度で決めるより、次の順に絞ると迷いにくくなります。

  • 教えたい場所を決める/マシン専門スタジオ、フィットネスクラブ、オンライン、自分のクラス。場所が決まると、必要な器具の範囲が決まります
  • その場所の募集要項を読む/求める資格の団体名や器具が書かれていることがあります。2〜3件読むと傾向がつかめます
  • 器具の範囲が合うコースを選ぶ/マットだけ、リフォーマーまで、コンプリヘンシブのどれにするかをここで決めます
  • 受講形式と日程を合わせる/通学、オンライン、両方の組み合わせ。働きながらなら次の章を参照してください
  • 総額を書き出して比べる/受講料、試験料、練習費、更新費、交通費を足した額で比べます

説明会で聞く7項目

申し込み前に確かめること

  • 取れる資格はマット・マシンのどれか。マシンならどの器具までか
  • 養成時間の内訳(講義・実技練習・指導実習・課題)
  • 修了の条件(筆記試験、実技試験、指導時間の提出など)
  • 受講料に含まれないもの(試験料、練習のためのスタジオ利用料、教材費)
  • 資格の有効期限と、更新・年会費の条件
  • 欠席したときの振替と、受講期限の有無
  • 修了後に、その団体のスタジオや提携先で働く道があるか

団体の公式ページからも確認できることがあります。
balanced body®のピラティス資格スクールは公式ページで「資格取得に有効期限なし」と見出しを立て、「受講やテストの期限がなく、会場や日程も自分のペースで組み合わせられます」と案内しています。
これは受講とテストの期限の話で、取得した資格の有効期限や更新条件の説明ではありません。
こうした条件は働きながら通う人ほど効いてくるので、比べる表の1列に入れておくと判断が速くなります。

出典: balanced body®ピラティスインストラクター養成スクール https://www.bb-pilates.jp/ (2026年10月9日確認)

気になる団体が2つ3つに絞れたら、説明会で上の7項目を聞くのが早い進め方です。
無料説明会を開いている団体も多く、総額と日程をその場で確かめられます。

働きながらピラティス資格を取る方法

働きながら取る場合、壁になるのは受講料より時間です。
とくにマシンの資格は、器具のある場所に行かないと練習ができません。
形式ごとに、時間の取られ方が違います。

形式時間の取られ方向いている人
週末の通学決まった土日が数か月ふさがる平日の夜が読めず、週末は空けられる人
平日夜の通学仕事帰りに週1〜2回通う会社と養成スタジオが近い人
オンライン講義+実技は通学講義は好きな時間に見て、実技の日だけ通う通う回数を減らしたい人
短期集中連続した数日をまとめて空けるまとまった休みを取れる人

働きながら続けるための段取り

  1. 最初はマットか、マシン1種類に絞る/範囲を広げるほど練習時間が増えます。1つ取って教え始めてから足すほうが、仕事との両立はしやすくなります
  2. 練習場所を先に押さえる/マシンの資格なら、練習で器具を使える場所と時間帯を申し込み前に聞きます
  3. 会場の選び方を確かめる/会場と日程を組み合わせられる団体なら、出張や異動があっても続けやすくなります
  4. 受講期限と振替の条件を確認する/繁忙期に休むことを前提に、期限がないか、振替が何回できるかを見ます
  5. 副業の就業規則を確認する/資格を取って業務委託でクラスを持つなら、勤め先の副業の規定に触れないかを先に見ておきます

zen place pilatesの資格コースの公式サイトでは、実際のコースを見学できるスタジオ開催の説明会と、オンライン説明会の両方を無料説明会として案内しています。
仕事の合間にまずオンラインで話を聞き、通えそうなら見学に行く、という順番も取れます。

出典: zen place pilates インストラクター資格コース https://www.pilates-education.info/ / 料金 https://www.pilates-education.info/courses (2026年10月19日確認)

「オンラインだけで取れる」と書かれたコースは、マシンの実技をどこで練習し、誰が見るのかを確認してください。
マットの資格はオンラインでも組み立てやすい一方、マシンは器具に触らないと身につかない部分があります。

ピラティス養成コースの解約・返金と法律の適用範囲

見落とされがちなのが解約の条件です。
消費者庁の特定商取引法ガイドでは、法律で中途解約やクーリング・オフのルールが決まっている「特定継続的役務提供」として、エステティック、美容医療、語学教室、家庭教師、学習塾、パソコン教室、結婚相手紹介サービスの7つを挙げています。

出典: 消費者庁 特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」 https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/continuousservices/ (2026年10月9日確認)

ピラティスの養成コースは、この7つに入っていません。途中でやめたときにいくら戻るかは、法律の一律のルールではなく各団体の規約で決まります(訪問販売や電話勧誘販売にあたる契約なら、別の規定でクーリング・オフができる場合があります)。
申し込み前に、返金の条件と分割払いの扱いを規約で読んでください。

ピラティス資格の養成コース比較

養成コースを持つ団体・スタジオを、同じ軸で並べました。
比較は各公式サイトの公開情報を2026年10月9日に確認して整理したものです。
料金を公開していない欄は「公式サイトで確認」としています。

団体・スクール扱う範囲受講料(目安)説明会・体験向いている人
PHI Pilates Japanマット、小道具、バレル、チェア、タワー、リフォーマーⅠ〜Ⅲマット254,100円(税込)、リフォーマーⅠ 231,000円(税込)など公式サイトで確認器具を1つずつ足していきたい人
balanced body®ピラティス資格スクールマット、マシン(リフォーマー)、コンプリヘンシブマット350,000円〜、マシン450,000円〜、コンプリヘンシブ960,000円〜(税の表記はページになし)公式サイトで確認日程と会場を自分で組みたい人
zen place pilates 資格コースマット&リフォーマー、コンプリヘンシブ、TBC、マットマット&リフォーマー768,250円、コンプリヘンシブ950,100円(いずれもセット価格・税込)無料のオンライン説明会、スタジオ開催の説明会スタジオに通って受講したい人
BDC PILATESマシンピラティス専門スタジオ(まず受ける側で体験)公式サイトで確認体験レッスン資格の前にマシンを体験したい人

出典: 各公式サイトの公開情報(PHI Pilates Japan https://phipilatesjapan.com/license 、balanced body® https://www.bb-pilates.jp/ 、zen place pilates https://www.pilates-education.info/courses )を2026年10月9日確認で整理。
料金・内容は変更される場合があります

PHI Pilates Japan 資格認定養成コース

  • Mat、Props、Barrel、Chair、Tower、Reformer(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)と、器具ごとに資格認定養成コースが分かれている
  • Mat Ⅰ/Ⅱは254,100円(税込)、Reformer Ⅰは231,000円(税込)。バレルのコースは本体の有無で83,790円と136,920円(税込)に分かれる(2026年10月9日確認)
  • 公式ページに「選べる受講スタイル」「学校法人での資格取得について」の案内がある

向いている人: 1つ取って教え始めてから、器具を1つずつ足していきたい人。

balanced body®ピラティス資格スクール

  • マット、マシン(リフォーマー)、コンプリヘンシブ(マット&マシン)の3つの資格コースを案内
  • 公式ページの受講料は、マット資格350,000円〜(取得期間3か月〜)、マシン資格450,000円〜(12か月〜)、コンプリヘンシブ資格960,000円〜(18か月〜)。税込か税抜かの記載はページになく、キャンペーン実施中の表示もある(2026年10月9日確認)
  • 公式ページに「受講やテストの期限がなく、会場や日程も自分のペースで組み合わせられます」と記載
  • 国際的なピラティス教育団体PMAについての記載があり、取得後の働き方として正社員とフリーランスの両方を紹介している

向いている人: 仕事の予定に合わせて会場と日程を組みたい人。
マシンまで視野に入れている人。

zen place pilates インストラクター資格コース

  • マット&リフォーマー、コンプリヘンシブ、TBC(トラピーズテーブル・バレル・チェア)、マットのインストラクター資格コースを案内(リフォーマー単独は2027年秋開講予定)
  • 公式ページの料金(税込)は、マット&リフォーマーがセット価格768,250円、コンプリヘンシブがセット価格950,100円、TBCが348,100円、マットが360,000円。コース時間はマット&リフォーマー56時間、TBC30時間(2026年10月19日確認)
  • 実際のコースを見学できるスタジオ開催の説明会と、オンライン説明会を無料で案内している

向いている人: スタジオに通って受講したい人。
スタジオを見てから決めたい人。

BDC PILATES(マシンピラティスの体験)

  • マシンを使うピラティスを専門にしたスタジオ。運営はオープンロードアソシエイツ株式会社
  • Webから体験レッスンを予約できる。資格に申し込む前に、受ける側としてリフォーマーを体験できる
  • 体験の料金と、指導者向けのコースの有無・内容は公式サイトで確認

向いている人: マシンの資格に数十万円を払う前に、マシンのレッスンが自分に合うかを確かめたい人。

資格取得後の働き方と収入の目安

資格を取ったあとの働き方は、大きく3つです。

  • スタジオ所属(正社員・契約社員・アルバイト)/スタジオに雇われてレッスンを担当します。シフトに入り、受付や体験の案内などレッスン以外の業務を兼ねることもあります。社内研修で別の器具の資格を取れる職場もあります
  • 業務委託/複数のスタジオやフィットネスクラブと契約し、レッスン1本ごとに報酬を受け取ります。担当本数が収入を左右し、交通費や移動時間の扱いは契約ごとに違います
  • フリーランス・自分のクラス/レンタルスペースやオンラインで自分のクラスを開きます。集客と会場費の管理が加わります。マシンを使うなら器具の導入や設置場所が課題になります

公的統計で見る収入と就業形態

job tagの「スポーツインストラクター」のページには統計データも載っています。
数字はスポーツ・舞踊指導員という職業分類のもので、ピラティスの指導者だけを切り出した数字ではありません。
また賃金は雇われて働く人(雇用者)の統計で、業務委託やフリーランスの収入は含みません。
その前提で読んでください。

項目全国の数値出典の統計
就業者数120,470人令和2年国勢調査
賃金(年収)442万円令和7年賃金構造基本統計調査
平均年齢38.3歳令和7年賃金構造基本統計調査
賃金(1時間当たり・短時間労働者)1,687円令和7年賃金構造基本統計調査
求人賃金(月額)23.7万円令和7年度ハローワーク求人統計
有効求人倍率1.01令和7年度ハローワーク求人統計

出典: 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「スポーツインストラクター」 https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/120 (2026年10月10日確認)

同じページの就業形態の欄では、この職業で働く人が多いと感じる形態として、自営・フリーランスが52.9パーセント、正規の職員・従業員が33.3パーセント、パートタイマーが21.6パーセントでした(複数回答なので合計は100パーセントになりません)。雇われる人より、自営やフリーランスで教える人のほうが多いと受け止められている仕事です。
年収442万円は雇用者の数字なので、業務委託やフリーランスで教える人の収入の目安にはそのまま使えません。
資格を取れば収入が決まるわけではなく、担当本数や契約の条件、集客によって大きく変わります。

需要の側のデータ

スポーツ庁の令和7年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」(有効回収40,000件)では、この1年間に「エアロビクス・ヨガ・バレエ・ピラティス」を行った人は全体の5.7パーセント、女性では10.0パーセントでした。
女性が今後始めてみたい種目(ウォーキングを除く)では、同じ「エアロビクス・ヨガ・バレエ・ピラティス」が14.0パーセントで1位です。
ピラティス単独の数字は公表されていないので、ヨガなどとの合算で読む必要があります。

出典: スポーツ庁「令和7年度 スポーツの実施状況等に関する世論調査」集計表 https://www.mext.go.jp/sports/content/20260618-spt_kensport01-000048203_02.pdf / 報道発表資料 https://www.mext.go.jp/sports/content/260313-spt_kensport01-000048203_1.pdf (2026年10月9日確認)

習う側の教室選びの事情はヨガ教室の選び方でも触れています。
生徒がどこで迷うかを知っておくと、体験レッスンの組み立てを考えるときの材料になります。

向かない人と注意点

  • 教える場所のあてを決めずに、コンプリヘンシブから申し込む人/マットだけで足りる働き方なら、マシンの受講料は回収のめどが立ちにくくなります
  • マシンの練習時間を確保できない人/講義を聞くだけではマシンの指導は身につきません。練習で器具を使える時間が取れるかを先に見てください
  • 資格を取れば仕事が来ると考えている人/採用はスタジオの条件とオーディション、業務委託は契約で決まります。取ったあとにどこで最初の指導経験を積むかまで考えておく必要があります
  • 総額を受講料だけで見ている人/試験料、練習費、更新費、交通費を足すと、受講料の表示より大きくなる場合があります

ピラティス資格についてよくある質問

ピラティスの資格はどこがいいですか

教えたい場所で決まります。
マシン専門スタジオで働きたいなら、そのスタジオが募集要項で求める団体と器具の資格を選ぶのが確実です。
自分でグループクラスを開くならマットの資格から始められます。
団体の格付けは公開情報からは判断できないので、器具の範囲、養成時間の内訳、総額、更新条件の4点で比べてください。

運動経験がなくても資格は取れますか

受け入れの条件は団体ごとに違います。
未経験でも受けられるコースもあれば、受講前にレッスンの受講経験を求めるコースもあります。
説明会で受講条件を聞き、可能なら受講前に受ける側としてレッスンに通ってみると、動きの感覚がつかめて講義の理解も速くなります。

マットの資格だけで働けますか

働ける場所はあります。
グループレッスンやオンラインのクラス、自分で開くクラスはマットだけで組めます。
一方でマシン専門スタジオでは、リフォーマーなどの資格を条件にしているところがあります。
最初はマットで始め、働く場所に合わせて器具を足す取り方もできます。

ヨガの資格を持っていても、ピラティスの資格は別に要りますか

別の資格です。
ヨガのRYT200は、ピラティスの資格の代わりにはなりません。
ただ、指導の経験や解剖学の基礎はそのまま生きます。
両方を教える人も多く、ヨガ側の取り方はRYT200をオンラインで取る方法にまとめています。

資格に有効期限や更新はありますか

団体によります。
継続教育の受講や年会費を更新の条件にしている団体もあります。
balanced body®のピラティス資格スクールの公式ページにある「資格取得に有効期限なし」は、受講やテストの期限がないという案内で、取得後の資格の有効期限や更新条件の説明ではありません。
取ったあとの更新条件と毎年かかる費用は、申し込み前に各団体へ確認してください。

まとめ

ピラティスの資格選びで押さえる4点

  • 国家資格はない。job tagでも「入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない」とされている
  • 種類はマット、マシン(器具)、コンプリヘンシブの3つ。どの団体の、どの器具の資格かで中身が変わる
  • 器具ごとにコースが分かれる団体では、マットだけの254,100円(税込)から、マシンまで広げた1,430,730円(税込)まで総額が大きく変わる(PHI Pilates Japanの公開額を編集部で合算)
  • 働き方はスタジオ所属、業務委託、フリーランス。収入は担当本数や契約で変わり、資格だけでは決まらない

最初にやることは2つです。
働きたい場所の募集要項を2〜3件読んで、求められている器具の範囲を確かめること。
そのうえで候補の団体の説明会で、養成時間の内訳と総額を聞くこと。
この2つがそろえば、あとは日程と費用の比較で決められます。迷っているなら、説明会を1つ予約して、自分の予定表に実技の日を置けるか試してみてください。

更新履歴

  • 養成コースの確認事項と制度の説明の配置を見直し
  • 契約の制度の説明の位置を見直し
  • zen place ピラティス資格コースのマットコースの料金を公式サイトで確認し更新

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