個別指導塾の選び方と料金相場【2026年9月】公式料金で5社比較

家庭教師・塾公開 2026-09-08まなびの選び方編集部

本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。掲載する料金・サービス内容は公式サイトの公開情報を2026年9月に確認したものです。

個別指導塾は、講師1人が生徒1人から3人程度を同時に受け持ち、生徒ごとに教材と進度を決める塾です。
授業がクラス単位で進まないぶん、同じ「塾」でも料金の考え方も先生の関わり方も変わります。
この記事では、文部科学省の調査で分かる学習塾費の実額と、公式サイトで授業料を確認できた5社の金額を同じ軸で並べ、目的別の選び方から高校生が選ぶときの注意点までまとめました。

この記事でわかること

  • 個別指導塾と集団塾・家庭教師の違い、1対1と1対2以上で変わること
  • 文部科学省の調査による学習塾費の年額(学年別・公私別)と、実際に払っている家庭だけの平均
  • 公式サイトで確認した5社の授業料と、授業料以外にかかるお金の内訳
  • 定期テスト・受験・苦手克服という目的別の選び方
  • 高校生が選ぶときの注意点と、体験授業で聞く7つの質問

個別指導塾とは(集団塾・家庭教師との違い)

個別指導塾は、講師1人が生徒1人から3人程度を同時に受け持ち、生徒ごとに教材と進度を決める塾です。
クラス全員が同じページを開く集団塾と違い、隣の席の生徒が別の教科を解いていることも珍しくありません。

利点は、分からないところで立ち止まれることです。
ついていけていない単元まで戻る、得意な教科だけ先へ進める、といった調整が前提になっています。
ただし、同じ時間に先生を独占できるとは限りません。
1対2なら、講師は説明と演習を交互に回します。

比べる項目個別指導塾集団塾家庭教師
講師1人あたりの生徒数1人から3人程度クラス単位(人数は塾により異なる)1人
進度の決まり方生徒ごとクラスの年間カリキュラム生徒ごと
教材塾専用教材、または学校の教材塾のテキスト学校の教材や市販教材を使える場合が多い
料金の形コマ単位の月額が中心学年と受講科目数で決まる月額1時間または30分単位の単価が中心
移動教室まで通う教室まで通う自宅に来る、またはオンライン
自習室ある教室が多いある教室が多い基本的にない(オンライン自習室を用意する会社はある)
ほかの生徒との比較ほとんど起きない席順やクラス分けで起きる起きない

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出典: 個別指導塾と家庭教師の欄は、本記事で紹介した各社の公式サイト(2026年9月確認)の記載を編集部が整理。
集団塾の欄は形式の違いを示した一般的な整理です。
運用は教室ごとに違うため、通う校舎で確認してください。

1対1、1対2、1対3で何が変わるか

個別指導塾と一口に言っても、講師1人が見る人数は各社で違います。
ここが料金と授業の中身を分けます。

  • 1対1。説明も質問もすべて自分に向きます。単価はいちばん高くなります。オンラインの個別指導は1対1が中心です。
  • 1対2。説明を受ける時間と自分で解く時間が交互に来ます。手が止まっても講師がすぐ隣にいます。通塾型の大手が採る形式です。
  • 1対3以上。演習中心の時間が長くなり、単価は下がります。自分で手を動かせる生徒には効率がよく、放っておくと止まる生徒には向きません。

編集部が調べていて目に留まったのが、森塾の公式サイトの説明です。
創業当初は「先生1人に生徒1人」も実験的に実施したものの、費用が倍近くかかるのに成績向上率に変化がなかったため、現在の「先生1人に生徒2人まで」に至ったと書かれています。
1対1が常に上という前提で選ぶ必要はない、という材料になります。

出典: 森塾「森塾の授業料(料金・月謝)」 https://www.morijuku.com/about/price/ (2026年9月確認)

家庭教師との違いが出るところ

どちらも生徒ごとに進めます。
差が出るのは、料金の形と、家の外に出るかどうかです。
家庭教師は1時間または30分あたりの単価制が多く、時間を増やすほど素直に金額が増えます。
個別指導塾は「週1回の月額」で示され、回数を増やすと段階的に上がります。
どちらが安いかは受講量で逆転するので、月あたりの合計で比べてください。

サービス形態公式サイトの料金(税込)入会金など
オンライン家庭教師ネッティーオンライン週1回50分×月4回で、中1 14,300円/月、高1・2 17,600円/月入会金0円。支払いは指導料のみと明記
家庭教師ファースト訪問・オンライン補習コースの基本授業料が1時間あたり 中学生2,475円、高校生2,805円入会金0円。維持費8,800円(学年に1回)
家庭教師のノーバス訪問週1回90分の月額で、中1 24,200円、高1・2 29,040円センター登録費22,000円、学習サポート費3,300円/月
東大家庭教師友の会(オンライン)オンライン1時間あたり スタンダード教師3,960円/プロ6,600円/トッププロ11,000円入会金22,000円(一世帯)、学習サポート費3,300円/月

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出典: オンライン家庭教師ネッティー https://www.katekyoinfo.com/about/price/ /家庭教師ファースト https://www.kyoushi1.net/price/ /家庭教師のノーバス https://www.nohvas.com/price/ /東大家庭教師友の会(オンライン) https://online.tomonokai.net/price/ (いずれも2026年9月確認)

送迎の負担も判断材料です。
個別指導塾は通う手間がかかる代わりに自習室を使え、家庭教師は移動が要らない代わりに家の中に勉強できる場所が必要になります。共働きで送迎が難しい家庭ほど、オンラインの個別指導という第三の選択肢が現実的です。
家庭教師側の相場そのものは、各社の公式料金を1社ずつ並べた家庭教師の料金相場にまとめています。

個別指導塾の料金相場(公的統計と公式サイトの金額)

相場は、公的統計と各社の料金表の両方で見ます。
まず文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」の学習塾費です。
この調査の学習塾費は、入会金、授業料(月謝)、講習会費、教材費、通っている学習塾での模擬テスト代、学習塾への交通費まで含んだ年間の合計と定義されています。

学校種公立(年額)私立(年額)
小学校75,194円259,492円
中学校230,385円168,058円
高等学校(全日制)147,140円166,867円

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出典: 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」調査結果の概要 表6 https://www.mext.go.jp/content/20260116-mxt_chousa01-000039333_3.pdf (公表 令和6年12月25日、訂正版 令和8年1月16日。
2026年9月確認)

注意したいのは、これが塾に通っていない家庭も含めた平均だという点です。
同じ調査で学習塾費が0円の家庭は、公立小学校61.0%、公立中学校34.0%、公立高等学校(全日制)61.4%。平均額をそのまま予算に使うと、実際に払う額を大きく下回ります

学校種公立(支出者のみの年間平均)私立(支出者のみの年間平均)
小学校193,000円361,000円
中学校349,000円328,000円
高等学校(全日制)381,000円444,000円

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出典: 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」調査結果の概要 表8-2「学習塾費の金額分布」の年間1円以上支出者のみの平均額 https://www.mext.go.jp/content/20260116-mxt_chousa01-000039333_3.pdf (2026年9月確認)

実際に塾代を払っている家庭だけで見ると、公立中学校で年間349,000円、公立高等学校で年間381,000円。
12で割ると月あたり29,000円前後から32,000円前後です。
講習費と教材費と交通費まで含んだ数字なので、月謝だけで組んだ予算とはズレます。

学年が上がると塾代はどう動くか

同じ調査の学年別の内訳を見ると、いつから予算を厚くするかを決められます。

学年公立(年額)私立(年額)
小学4年80,935円267,097円
小学5年106,550円375,686円
小学6年145,161円442,735円
中学1年133,647円151,796円
中学2年213,759円151,425円
中学3年341,220円202,127円
高校1年89,760円109,647円
高校2年148,775円180,326円
高校3年206,454円214,709円

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出典: 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」調査結果の概要 表6「学年別補助学習費」の学習塾費 https://www.mext.go.jp/content/20260116-mxt_chousa01-000039333_3.pdf (2026年9月確認)

公立中学校は1年から3年で約2.6倍、公立高校は1年から3年で約2.3倍。
受験学年で跳ね上がるのは、講習費と模試代が積み上がるためです。入塾を検討するなら、今の学年の月謝ではなく受験学年までの総額で見ておくと、途中でやめる判断をせずにすみます。

公式サイトで確認できた5社の授業料

次に実際の塾の金額です。
編集部が公式サイトを1社ずつ確認したところ、料金表をそのまま公開している塾のほうが少数でした。

形態と指導形式公式サイトの授業料
森塾通塾・先生1人に生徒2人まで小学生 月額5,880円から、中学生 月額11,700円から、高校生 月額15,300円から(税込・首都圏校舎・週1回、月3回授業の場合)
KEC個別指導メビウス通塾・先生1人に生徒2人まで週1回コース(月3回から4回)で、小学5・6年 5,600円から7,300円/月、中学1・2年 11,700円から15,100円/月、中学3年と高校1年 15,000円から19,500円/月(いずれも税込)
中高一貫校専門 個別指導塾WAYS通塾・1コマ120分金額の記載なし。学習相談と資料請求で案内(月謝と初回の入塾金以外は請求しないと明記)
東大オンラインオンライン・完全マンツーマン1科目コース(1コマ60分×月4コマ)月額29,800円、複数科目コース(1コマ75分×月4コマ)月額39,800円。いずれも税別と明記。学年による料金差なし
トウコベオンライン・完全マンツーマン30分あたり(税込)で、中学1・2年 2,530円、中学3年 2,585円、高校1・2年 2,970円、高校3年 3,080円。週1回45分から、15分刻みで調整可

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出典: 森塾 https://www.morijuku.com/about/price/ /KEC個別指導メビウス https://www.mebius-kobetsu.jp/price/ /中高一貫校専門 個別指導塾WAYS https://ways-sch.jp/price /東大オンライン https://www.todai-kojin.com/online-qa/ /トウコベ(特定商取引法に基づく表示) https://www.toukobe.com/law/ (いずれも2026年9月確認)

授業料以外にかかるお金

月謝だけで比べると、あとで金額が合わなくなります。
入塾金、諸経費、教材費、テスト費、季節講習費という別の項目があるためです。
ここまで公開している例として、KEC個別指導メビウスの記載を挙げます。

項目公式サイトの記載(税込)
入塾金20,000円。兄弟姉妹で通う場合は卒塾後も全額免除。友人紹介でも免除
諸経費小学生 2,750円/月、中学生 3,200円/月。各種プリント代、冷暖房費、教室管理など
教材費1科目あたり2,200円から3,050円。学年と科目により変動
テスト費1回4,840円(五ツ木の中3高校入試模試。中学3年は9月・10月・11月の3回が全員参加)
季節講習会本科生の春期講習会で、中学1・2年 4回コース14,300円/8回コース27,500円/12回コース39,600円

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出典: KEC個別指導メビウス「授業料等のご案内」 https://www.mebius-kobetsu.jp/price/ (2026年9月確認)

季節講習は「任意」と書かれていても、条件が付いていることがあります。
KEC個別指導メビウスの公式サイトには、季節講習会への参加は必須ではないものの、不参加の場合は成績保証制度の対象外になると明記されています。
保証や割引の条件と講習の関係は、申し込みの前に読んでください。

実際の金額は校舎と学年で変わります。
候補が2社か3社に絞れたら、無料の体験や学習相談で総額を出してもらうのが早いです。

目的別の選び方と、体験までの進め方

いちばん失敗しやすいのが、目的を決めずに料金と評判だけで比べることです。
定期テスト対策に強い塾と大学受験対策に強い塾では、教材もカリキュラムの組み方も違います。
次の順で進めてください。

  • 目的を1つ書き出す。「定期テストで平均点を超える」のように、達成したことが分かる形にします。
  • 期限を決める。次の定期テストまでか、入試までかで必要な回数が変わります。
  • 予算の上限を決める。月謝ではなく、講習費と教材費を含む年間の上限にします。
  • 通える範囲を出す。通塾なら片道の時間、オンラインなら本人が集中できる場所があるかを確認します。
  • 候補を3社にする。多すぎると比べ切れず、いちばん熱心に電話をくれた塾に決めがちです。
  • 全社で体験か学習相談を受ける。同じ質問をぶつけて、答え方の差を見ます。

定期テストの点数を上げたい場合

見るべきは、学校ごとの対策ができるかどうかです。
同じ市内でも、学校によって出題範囲もワークの使い方も違います。

森塾は、全国の学校の定期テストを分析して作った塾専用教材「フォレスタシリーズ」を使い、定期テスト前に無料でテスト前補講を実施すると公式サイトに書いています。
中高生を対象にした「1科目+20点アップ」の成績保証制度もあります。
KEC個別指導メビウスも「定期テスト1教科20点UPを保証」と明記し、理科と社会は映像を使った授業で5教科に対応、無料補習ありとしています。

一方、中高一貫校専門 個別指導塾WAYSは逆の考え方です。
学校で使用する教材が定期テストの点数に直結するため他の教材は必要ない、として、学校の教材を使うことを教材費がかからない理由に挙げています。学校の進度に合わせるのか、塾の教材で体系立てるのか
方針の差なので、どちらが自分の子に合うかで選んでください。

高校受験・大学受験が目的の場合

まず、志望校の入試科目をそろえられるかを確認します。
1科目から取れるのが個別指導塾の利点ですが、裏を返せば5教科を全部取ると金額が跳ねます。
現実的なのは、伸びしろの大きい科目だけを個別指導に任せ、残りを学校の授業と自習でまわす組み方です。
公立高校受験なら英語と数学、大学受験なら配点の大きい科目から入れます。

進路指導と情報提供の差も大きい部分です。
東大オンラインの公式サイトには、個別指導塾は受講が1科目か2科目で期間も短いことが多く、合格実績を出すこと自体に無理があるという趣旨の見解が載っています。
実績の数字を比べるより、志望校の入試傾向を面談で説明できるかを確かめるほうが確実です。

苦手克服と学習習慣が目的の場合

「やり方が分からない」「家では机に向かえない」が出発点なら、点数より先に時間の確保を設計します。
週1回60分を足しても、家庭学習が0時間のままなら状況は変わりません。

効くのは、指導時間の長さと宿題の扱いです。
WAYSは1コマ120分で、授業時間内で完結する指導方法をとり、家で勉強できない生徒のために塾内の指導時間でやるべき学習を完結させていると公式サイトに書いています。
公式の比較表にある例示は、月40,000円の場合で120分×週3回、計24時間です。
宿題で家庭学習を積ませる設計と、塾の中で完結させる設計は目的が違います。

体験授業と入塾相談で確認する7つのこと

体験は「授業がうまいか」を見る場ではありません。
差が出るのは運用のほうです。
次の7つは全社に同じ言葉で聞いてください。

  • 体験で教えてくれた先生が、入塾後も担当になりますか。担当が変わる前提の塾もあります。
  • 先生1人に生徒は何人ですか。1対2と1対3では説明を受ける時間が変わります。
  • 合わなかったときに先生を変えられますか。費用はかかりますか
  • 今年1年の総額を、講習費と教材費と模試代まで入れて出してください。口頭ではなく紙かデータでもらいます。
  • 欠席したときの振替はできますか。締め切りはいつまでですか
  • 毎回の授業の報告は、誰にどの形で届きますか
  • やめるときの手続きと、いつまでに言えば翌月分がかからないかを教えてください

7つ目を最初の面談で聞くのは失礼ではありません。
退塾の条件をすぐ答えられる塾は、運用が整っています。
編集部が5社を見た範囲では、支払い時期と退会手続きを特定商取引法に基づく表記のページで明示している会社と、教室への問い合わせに委ねている会社に分かれました。

講師とカリキュラムの見方

個別指導塾は、教室ではなく人に付く商品です。
先生の集め方と、カリキュラムを誰が作るかを見ておきます。

社員講師と大学生講師、どちらがいいか

「大学生だから不安」という声はよく聞きますが、雇用形態そのものより次の3点で見たほうが実態に近づきます。

  • 担当制かどうか。毎回先生が変わると、前回どこで詰まったかの引き継ぎに時間を取られます。東大オンラインは「責任担当制」を掲げ、講師が頻繁に変わることはないとしています。
  • 交代の仕組みがあるか。相性は事前には分かりません。森塾は「先生変更制度」を、トウコベは「無料で何度でも講師変更」を公式サイトに明記しています。
  • 採用の基準が書かれているか。トウコベは講師を東大生中心とし、受験生の上位2%に該当する旧帝一工の講師のみとしています。累計の講師数は東大生2,200人以上、京大生1,300人以上と公表しています。

大学生講師には年齢が近いぶん質問しやすい面が、社員講師やプロ講師には指導経験の長さがあります。どちらが上ではなく、担当制と交代制度がそろっているかで見るのが実用的です。

カリキュラムは誰が何を見て作るか

「オーダーメイドのカリキュラム」はほとんどの個別指導塾が掲げています。
差が出るのは、何を材料に作るかです。
面談で次を聞くと中身の濃さが分かります。

  • 直近の定期テストの答案を見てから作るのか、口頭のヒアリングだけで作るのか。
  • 学校の教科書と進度に合わせるのか、塾の年間カリキュラムに乗せるのか。
  • 作った計画を、いつ、誰が見直すのか。
  • 宿題を出すのか。出す場合、家でやり切れる量に調整する仕組みがあるのか。

トウコベは講師が毎週学習計画を作り、授業後の報告をLINEで共有すると公式サイトに記載しています。
東大オンラインは、補習コースなら学校の進度が学習計画になり、オリジナルの計画を立てるのは実力コースだけ、とコースごとの違いを明示しています。同じ「計画を立てます」でも中身は違うので、コース名まで含めて確認してください。

高校生が個別指導塾を選ぶときの注意

高校生の塾選びは中学生と前提が変わります。
学校の進度が速く、科目数が増え、部活の終わる時間も遅くなるためです。
料金の作りも変わり、1科目あたりの単価に科目数を掛けた分だけ月額が積み上がります。
高校生に絞った月額の試算と、季節講習まで含めた年間の総額は高校生の個別指導塾の料金にまとめています。

大学受験まで面倒を見られる塾か

まず、その塾が高校生を継続して受け持っているかを確認します。
個別指導塾の中には、料金表が高校1年までしかない塾もあります。
KEC個別指導メビウスの授業料ページに掲載されている学年区分は、小学5・6年、中学1・2年、中学3年、高校1年です。
高校2年以降も見てもらえるかは教室に確認が要ります。

逆に、大学受験へ照準を合わせたコースを持つ塾もあります。
WAYSは中高一貫校生を対象に、中1から高1は定期テスト対策、高2からは志望校合格に向けた対策カリキュラムへ切り替える設計を公式サイトで示しています。
大学受験対策は5教科全科目に対応し、定期テスト対策の指導科目は英語・数学(算数)・理科(物理・化学)と明記されています。

映像授業や予備校との併用をどう考えるか

高校生は、映像授業や大手予備校と個別指導塾を併用する家庭が珍しくありません。
映像授業は網羅性と単価、個別指導は詰まったところを解く時間で強みが出ます。

ただし併用は総額を膨らませます。
個別指導側に「他塾の学習計画に合わせて進める」コースがあるかを見てください。
東大オンラインには「映像授業並走コース」と「他塾との並走コース」があり、他塾併用コースでは他塾の学習計画がそのまま学習計画になるとされています。計画が2つ走ってどちらも中途半端になる状態を避けるための確認です。

部活と両立するならオンラインも検討する

部活のあとに教室へ移動すると、開始が20時を過ぎることもあります。
往復30分なら、週2回で月に4時間が移動に消えます。

オンラインの個別指導は、この移動をまるごと省けます。
トウコベは週1回45分から15分刻みで調整でき、30日間の全額返金保証を用意していると公式サイトに記載しています。
東大オンラインは1コマ60分×月4コマの定額で、学年による料金差がありません。短時間を高い頻度で入れたいなら時間単価制、月の予算を固定したいなら定額制という選び分けになります。
オンラインで教わる形をまとめて比べたい場合は、オンライン家庭教師の比較で6社の料金を同じ条件に直して並べています。

個別指導塾5社の比較表と各社の中身

公式サイトで内容を確認できた5社を同じ軸で並べます。
金額は各社の公表値です。
「公式サイトで確認」の欄は、編集部が見た範囲で記載を確認できなかった項目です。

形態・指導形式料金の目安(公式確認値)無料体験・相談向いている人
森塾通塾・先生1人に生徒2人まで・全国に直営268校舎小学生 月額5,880円から、中学生 月額11,700円から、高校生 月額15,300円から(税込・首都圏校舎・週1回、月3回)。入塾金20,000円あり(講習で4日間から5日間の無料体験)近くに教室があり、定期テストの点数を上げたい小中高生
KEC個別指導メビウス通塾・先生1人に生徒2人まで・大阪府に3校週1回コースで小学5・6年 5,600円から7,300円/月、中学1・2年 11,700円から15,100円/月、中学3年と高校1年 15,000円から19,500円/月(税込)。入塾金20,000円あり(無料体験・無料個別入塾相談会)枚方・寝屋川周辺で、公立中学の定期テスト対策を始めたい家庭
中高一貫校専門 個別指導塾WAYS通塾・1コマ120分・全38教室(講師1人あたりの生徒数は公式サイトで確認)金額の記載なし(月謝と初回の入塾金以外は請求しないと明記)。公式サイトで確認あり(無料学習相談・無料体験指導)中高一貫校に通っていて、学校の教材で成績を戻したい中学生・高校生
東大オンラインオンライン・現役東大生による完全マンツーマン1科目コース 月額29,800円、複数科目コース 月額39,800円(いずれも税別)。入会金30,000円(面談時に即決の場合は無料)無料体験授業はなし(初回1ヶ月は4コマ半額のお試し期間)月の予算を固定したい家庭。1科目を集中的に見てほしい高校生
トウコベオンライン・東大生中心の完全マンツーマン30分あたり 中学1・2年2,530円、中学3年2,585円、高校1・2年2,970円、高校3年3,080円(税込)。入会金19,800円、学習サポート費3,850円/月無料の説明資料・オンライン説明会と勉強相談(30日間全額返金保証あり)部活で時間が読めず、短い授業を高い頻度で入れたい中学生・高校生

表は横にスクロールできます

出典: 各社公式サイト(2026年9月確認)。
森塾 https://www.morijuku.com/about/price/ /KEC個別指導メビウス https://www.mebius-kobetsu.jp/price/ /中高一貫校専門 個別指導塾WAYS https://ways-sch.jp/price /東大オンライン https://www.todai-kojin.com/online-qa/ /トウコベ https://www.toukobe.com/law/

森塾

  • 「先生1人に生徒2人まで」の個別指導。授業料は小学生 月額5,880円から、中学生 月額11,700円から、高校生 月額15,300円から(税込・首都圏校舎・週1回、月3回授業の場合)。
  • 中高生を対象に、学校のテストで「1科目+20点アップ」を約束する成績保証制度を設置。定期テスト前は無料でテスト前補講を実施し、全国の定期テストを分析した塾専用教材「フォレスタシリーズ」を使用。
  • 全国に直営268校舎。入塾金は通常20,000円で、公式サイトからの問い合わせで10,000円免除、講習の無料体験を受けて新学期も継続する場合は全額免除。兄弟割引(低額の方から20%割引)、先生変更制度、返金制度あり。運営は東証上場の株式会社スプリックス。

向いている人: 通える範囲に教室があり、まず定期テストの点数を上げたい小中高生。
月謝を1万円台に抑えたい家庭。

KEC個別指導メビウス

  • 「先生1人に生徒2人まで」で、公立中学生に特化した授業。週1回1科目から受講可。授業料は週1回コース(月3回から4回)で小学5・6年 5,600円から7,300円/月、中学1・2年 11,700円から15,100円/月、中学3年と高校1年 15,000円から19,500円/月(いずれも税込)。
  • 授業料以外の費用も公式サイトに掲載。入塾金20,000円、諸経費は小学生2,750円/月・中学生3,200円/月、教材費1科目2,200円から3,050円、テスト費1回4,840円(いずれも税込)。
  • 「定期テスト1教科20点UP」を保証。理科と社会は映像を使った授業で5教科に対応し、無料補習あり。教室は大阪府の枚方本校・長尾校・寝屋川本校の3校。運営はケイ.イー.シー.株式会社(1974年2月設立・大阪府枚方市)。

向いている人: 枚方・寝屋川周辺に住み、公立中学の定期テスト対策から始めたい家庭。
年間の総額を先に把握してから決めたい人。

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS

  • 中高一貫校生を対象にした個別指導塾。1コマ120分で、週1回から受講可。120分の授業時間内で完結する指導方法をとり、家で勉強できない生徒のために塾内でやるべき学習を終わらせる設計と公式サイトに記載。
  • 学校で使用する教材を使うため教材費がかからず、年会費などの追加費用もなし。請求は月謝と初回の入塾金だけと明記。金額は学習相談または資料請求で案内(公式サイトに金額の掲載なし)。
  • 教室は東京17・神奈川9・埼玉3・千葉2・大阪3・京都1・兵庫1・愛知1・奈良1の全38教室。450校以上の中高一貫校の指導実績を公表。定期テスト対策の指導科目は英語・数学(算数)・理科(物理・化学)で、大学受験対策は5教科全科目。運営は株式会社メイツ。

向いている人: 中高一貫校のカリキュラムについていけなくなった中学生・高校生。
学校の教材で長時間の演習を確保したい家庭。

東大オンライン(東大個人指導塾)

  • 現役の東京大学の学部生・大学院生による責任担当制の完全マンツーマン指導。1科目コースは1コマ60分×月4コマで月額29,800円、複数科目コースは1コマ75分×月4コマで月額39,800円(いずれも税別と明記)。学年による料金差なし。
  • 入会金30,000円(面談時に即決の場合は無料)。無料体験授業はなく、初回1ヶ月を「お試し期間」として4コマを半額(1科目14,900円、複数科目19,800円)で受講できる。返金制度はなし。
  • スマホで質問できる「マナボ」を毎月60分、毎日使える「東大メタバース自習室」(平日18時から20時は東大生が質問対応)、塾長による50分のマンツーマン・コンサル(希望制)が付く。母体の実店舗は東京の千代田区と豊島区の2箇所。

向いている人: 月の予算を固定したい家庭。
1科目を集中的に見てほしい高校生や、映像授業・他塾と併用したい人。

トウコベ

  • 東大生を中心とした講師によるオンラインの完全マンツーマン指導。授業料は30分あたり(税込)で、中学受験をしない小学1年から6年 2,530円、中学1・2年 2,530円、中学3年 2,585円、高校1・2年 2,970円、高校3年 3,080円。週1回45分から、15分刻みで調整できる。
  • 入会金19,800円(税込)のほか、学習サポート費3,850円/月、大学指定費3,300円/月、自習室利用費2,750円/月が特定商取引法に基づく表示に記載。支払いは月末締めの後払い。
  • 講師は東大生を中心に受験生の上位2%に該当する旧帝一工の講師のみとし、累計の講師数は東大生2,200人以上・京大生1,300人以上と公表。毎週の学習計画作成、LINEでの質問対応と授業報告、オンライン自習室、無料で何度でも可能な講師変更、30日間の全額返金保証あり。運営は株式会社MANABI。

向いている人: 部活などで時間が読めず、短い授業を高い頻度で入れたい中学生・高校生。
講師との相性を試しながら決めたい家庭。

個別指導塾が向かない子と、入る前の注意点

個別指導塾は万能ではありません。
次に当てはまる場合は、別の形を先に検討したほうが結果につながります。

  • 競争があったほうが伸びる子。順位やクラス分けが原動力になるタイプは集団塾のほうが力を出します。個別指導では、比較する相手が構造的にいません。
  • すでに自分で計画を立てて進められる子。教わる必要のある単元が少なければ、授業料の多くは「隣に人がいる時間」への支払いになります。参考書と自習室、または映像授業のほうが安く済みます。
  • 難関校向けの演習量が必要な段階の子。週1回の個別指導では必要な演習量に届きません。演習の場を別に用意する前提で組みます。
  • 塾に行くこと自体が目的になっている場合。通わせている安心と、点数が上がることは別です。3ヶ月ごとに何がどう変わったかを確認する約束を、最初にしておきます。
  • 家庭で勉強時間をまったく確保できない場合。週1回60分を足しても、家庭学習が0時間なら効果は限られます。指導時間が長い塾か、塾の中で完結する設計の塾を選びます。

入塾前に必ず読んでおきたいのが、支払い時期と退会の条件です。
編集部が確認した範囲では、東大オンラインは「返金制度はありません」と明記し、退塾の連絡はメールのみ、残りのコマを受講してから終了と書いています。
トウコベは月末締めの後払いで、30日間の全額返金保証が付きます。
KEC個別指導メビウスは毎月27日に翌月分が口座振替と記載しています。
金額だけでなく、この条件で比べてください。

個別指導塾のよくある質問

個別指導塾と集団塾、どちらが成績は上がりますか

子どもの状況によります。
学校の授業についていけていない単元があるなら、戻って埋められる個別指導が向きます。
授業は理解できていて演習量と競争が足りないなら、集団塾のほうが機能します。
判断がつかないときは、直近の定期テストの答案を持って両方の面談を受け、「この答案を見て、うちの塾では何をしますか」と同じ質問をしてみてください。
答え方の具体性で差が出ます。

個別指導塾の費用は月いくら見ておけばいいですか

文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」では、学習塾費を実際に支出した家庭の年間平均が、公立中学校349,000円、公立高等学校(全日制)381,000円でした。
12で割ると月あたり29,000円前後から32,000円前後です。
この金額には講習費・教材費・模試代・交通費まで含まれます。
月謝だけで見ると足りなくなるので、年間の総額で予算を組んでください。

大学生の講師でも大丈夫ですか

雇用形態そのものより、担当が固定されるか、合わなかったときに交代できるかを見てください。
本記事で確認した範囲では、東大オンラインが「責任担当制」、森塾が「先生変更制度」、トウコベが「無料で何度でも講師変更」を公式サイトに明記しています。
指導経験の長さを重視するなら、社員講師やプロ講師のコースがある塾を候補に入れてください。

週1回だけでも意味はありますか

目的しだいです。
苦手な1科目を学校の進度に追いつかせるなら、週1回でも変化は出ます。
5教科を受験レベルまで仕上げるなら回数が足りません。
週1回で始めて、次の定期テストの結果を見てから回数を決める進め方も現実的です。
多くの塾が週1回1科目からの受講を受け付けています。

オンラインの個別指導と通塾、どちらを選べばいいですか

移動時間と、家に集中できる場所があるかで決まります。
部活の終わりが遅い、教室まで片道20分以上かかる、送迎が難しい、という条件が重なるならオンラインが有利です。
逆に、家では集中が切れる、自習室を使いたい、という場合は通塾を選びます。
オンラインは自宅の通信環境と、家族の生活音が入らない場所の確保が前提になります。

まとめ

個別指導塾選びは、料金表の比較から始めると失敗します。
先に「何をいつまでに達成したいか」を1行で書き、そこから塾のタイプを絞ると、比べる相手が3社まで減ります。

  • 指導形式は1対1・1対2・1対3で中身が変わる。1対1が常に上とは限らず、担当制と交代制度がそろっているかで見る。
  • 学習塾費を実際に払っている家庭の年間平均は、公立中学校349,000円、公立高等学校381,000円(文部科学省 令和5年度子供の学習費調査)。講習費と教材費と模試代を含む総額で予算を組む。
  • 公立中学は1年から3年で塾代が約2.6倍、公立高校は1年から3年で約2.3倍になる。受験学年まで見越して決める。
  • 月謝以外に、入塾金・諸経費・教材費・テスト費・季節講習費がかかる。保証や割引の条件が講習の参加に紐づく場合もある。
  • 体験では授業のうまさではなく、担当の固定・交代の可否・年間総額・振替・報告・退塾条件の7点を全社に同じ言葉で聞く。

料金とコース内容は変わります。
この記事の金額は2026年9月に各社の公式サイトと文部科学省の公表資料で確認したものなので、申し込みの前に必ず最新の表記を見てください。