不登校の家庭教師の選び方|出席扱いの要件と5社の料金【2026年9月】

家庭教師・塾公開 2026-09-09まなびの選び方編集部

本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。掲載する料金・サービス内容は公式サイトの公開情報を2026年9月に確認したものです。

不登校のお子さんに家庭教師を頼むと、学校に行けない間の勉強を自宅で1対1で進められます。
ただし、家庭教師の指導を受けたこと自体が学校の出席になるわけではありません。自宅での学習を出席扱いにするかどうかを決めるのは在籍校の校長で、文部科学省が要件を示しています。
この記事では、令和6年度の文部科学省の調査と通知を一次資料にして、家庭教師にできること、出席扱いの要件、公式サイトに不登校への対応を明記している5社の料金を整理しました。

この記事でわかること

  • 令和6年度の文部科学省調査でわかる不登校の人数と、学年ごとの分布
  • 家庭教師と、教育支援センター・民間の施設・塾・通信教材の役割の違い
  • 自宅でのICT等を活用した学習が指導要録上の出席扱いになる7つの要件と、実際に出席扱いになった人数
  • 訪問とオンラインの違いを、本人の負担で比べる見方
  • 公式サイトに不登校への対応を明記している5社の料金、初期費用、無料体験の条件
  • 先生の選び方と交代の可否、体験の受け方、見送ったほうがいい場面

不登校の子にとって、家庭教師にできること

不登校のお子さんにとっての家庭教師は、学校に行けない間の勉強を自宅で1対1で進めるための選択肢の1つです。
教室に通わずに済み、進める範囲も時間帯も本人に合わせられます。
一方で、学校の出席そのものを作る仕組みではなく、心理的なケアの専門機関でもありません。
できることと引き受けられないことを先に分けておくと、始めてから「思っていたのと違う」となりにくくなります。

  • 学年をさかのぼって、わかるところから進められる。学校の進度に合わせる必要がない
  • 日中でも夜でも、本人の生活リズムに合う時間に組める会社がある
  • 家族以外の大人と、勉強を口実にして話す時間ができる
  • 高校進学や通信制高校など、進路の情報を持っている会社がある
  • 指導がない日に何をするかまで、宿題や学習計画の形で決めてもらえる

引き受けられないことも先に見ておいてください。
家庭教師は、学校との連絡や出席の相談を代わりに引き受ける立場ではありません。
学校との話は保護者と学校の間で進みます。
医療や心理の専門的な支援も範囲外です。
学校のスクールカウンセラー、市区町村の教育支援センター、児童相談所などが窓口になります。
家庭教師はあくまで、勉強と、勉強を通じた関わりを担当します。

家庭教師以外にも学びの場はあります。
役割が違うので、どれか1つに決めるのではなく、組み合わせて考えるほうが現実的です。

選択肢主な役割場所指導要録上の出欠の扱い(義務教育段階)
別室登校・保健室登校学校の中に居場所を作る在籍校登校しているので出席
教育支援センター(適応指導教室)相談と学習の支援。教育委員会などが設置する公的機関通所通所して相談・指導を受ける場合、要件を満たせば校長が出席扱いにできる
民間のフリースクールなどの施設相談と居場所、活動通所・入所公的機関での指導の機会が得られない、または公的機関に通うことが困難な場合で、本人や保護者の希望もあり適切と判断されるときは考慮されてよい、と通知に記載
家庭教師(訪問・オンライン)1対1で勉強を進める自宅通知に家庭教師を名指しした記載はない。自宅でのICT等を活用した学習として扱う場合は7つの要件がある
通信教育・ICT教材自分のペースで学習自宅同上。学校のプリントや通信教育を活用した学習も、文部科学省の例示に含まれる
個別指導塾教室で1対1から1対数名の指導通塾通知に塾を名指しした記載はない

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出典: 文部科学省「不登校児童生徒の出席扱い・成績評価について(学校・教育委員会等向け)」https://www.mext.go.jp/content/20260407-mxt_jidou01-000028870-001.pdf 、「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155_00005.htm 、「義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155_00004.htm (いずれも2026年9月9日確認)を編集部が整理

数字で見る不登校の今

文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の令和6年度分によると、小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人でした(前年度346,482人)。
12年連続で増えていますが、増加率は小・中学校全体で2.2パーセントと、前年度の15.9パーセントから下がっています。
児童生徒1,000人当たりでは38.6人です。

区分令和6年度の不登校児童生徒数前年度1,000人当たり
小学校137,704人130,370人23.0人
中学校216,266人216,112人67.9人
小・中学校の合計353,970人346,482人38.6人

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出典: 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(不登校抜粋版)」https://www.mext.go.jp/content/20251106-mxt_jidou01-000045738_3.pdf 、調査結果の公表は令和7年10月29日 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00006.htm (2026年9月9日確認)

学年別に見ると、上の学年ほど人数が増えます。
小学6年生から中学1年生にかけて2万人ほど増えるのが、この統計の形です。

学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3
令和6年度8,738人14,125人19,460人25,322人31,979人38,080人58,736人77,066人80,464人

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出典: 同上(学年別不登校児童生徒数)。
小学校1年生と中学校2年生は前年度から減っています

もう1つ、勉強の遅れに関わる数字があります。
不登校児童生徒のうち、欠席日数が90日以上だった人は191,958人で、全体の54.2パーセントでした。
半分以上が、年間の3分の1を超えて学校を離れている計算になります。家庭教師を検討する家庭の多くが直面しているのは、この「遅れの幅」です。

相談先についての数字も出ています。
学校内外の機関等で専門的な相談・指導等を受けた不登校児童生徒は218,246人で61.7パーセント。
受けていない135,724人のうち、120,759人(89.0パーセント)は担任などから週1回程度以上の継続的な相談・指導を受けていました。
学校内外の機関や担任などから相談・指導を受けた児童生徒は、全体の95.8パーセントです。

この調査には「不登校児童生徒について把握した事実」という項目があります。
小・中学校の合計で割合が高いものは、「学校生活に対してやる気が出ない等の相談があった」が30.1パーセント、「生活リズムの不調に関する相談があった」が25.0パーセント、「不安・抑うつの相談があった」が24.3パーセント、「学業の不振や頻繁な宿題の未提出が見られた」が15.6パーセント、「いじめ被害を除く友人関係をめぐる問題の情報や相談があった」が13.2パーセントでした。
これは学校が把握した事実を複数回答で集計したもので、原因の順位ではありません。
読み方には注意してください。

自宅での学習が出席扱いになる要件

不登校の間に自宅で勉強したことを、学校の出席として記録できる仕組みがあります。
文部科学省の通知に沿った枠組みで、義務教育段階では大きく2つの型に分かれます。
1つは学校外の施設に通所または入所して相談・指導を受けている場合、もう1つは自宅でICT等を活用した学習活動を行っている場合です。
家庭教師が関わるとすれば、後者の型になります。

自宅でのICT等を活用した学習を出席扱いにできる要件は、通知に7つ並んでいます。
ICT等には、インターネットのほか郵送やFAXを使って提供される学習も含まれます。

  • 保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていること
  • ICT(コンピュータやインターネット、遠隔教育システムなど)や郵送、FAXなどを活用して提供される学習活動であること
  • 訪問等による対面指導が適切に行われることを前提とすること。対面指導は、学習支援や将来の自立に向けた支援などが定期的かつ継続的に行われるものであること
  • 学習活動は、その子の学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること。民間事業者が提供する場合は「民間施設についてのガイドライン(試案)」を参考に適切かどうかを判断すること
  • 校長が、対面指導や学習活動の状況等について、定期的な報告や連絡会などで十分に把握すること
  • 出席扱いとするのは、基本的に学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けられないような場合に行う学習活動であること
  • 学習の成果を評価に反映する場合は、学校が把握した学習の計画や内容が、その学校の教育課程に照らして適切と判断される場合であること

出典: 文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155_00005.htm 。
根拠は「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm (2026年9月9日確認)。
要件は読みやすさのために語尾を整えています

実際にどのくらい使われているかも、同じ調査に出ています。
令和6年度に、学校外の機関等で専門的な相談・指導等を受けて指導要録上出席扱いとなった児童生徒は42,978人。
自宅でのICT等を活用した学習活動を出席扱いとした児童生徒は13,261人で、前年度の10,467人から増えました。
欠席期間中に行った学習の成果を指導要録に反映した児童生徒は81,467人です。

出席扱いにするかどうかを決めるのは、家庭教師の会社ではなく在籍校の校長です。文部科学省は、有効・適切と判断する一律の基準は示していないと明記し、学校や教育委員会が一定の基準を作っておくことが必要だとしています。
順番としては、まず担任やスクールカウンセラーに相談し、学校や教育委員会の基準を確認してから、学習の方法を決めるほうが確実です。
会社と契約してから学校に持ちかけると、対面指導の要件や報告の形が合わずにやり直しになることがあります。

もう1つ、見落とされやすい点があります。
要件の6番目に「基本的に学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けられないような場合」とあり、3番目には訪問等による対面指導が前提だと書かれています。
オンラインの指導だけで完結する形は、この2つとどう折り合いをつけるかを学校と詰める必要があります。
編集部が2026年9月9日に確認した範囲では、今回紹介する5社の不登校向けページに、出席扱いの申請を代行する、あるいは申請をサポートすると明記したものはありませんでした。「出席扱いに対応」と書かれた広告を見かけても、最終的に判断するのは学校です。

訪問とオンライン、本人の負担で比べる

不登校の場合、訪問とオンラインの選択は料金ではなく本人の負担で決めることが多くなります。
家に人が上がることに抵抗があるか、画面越しなら話せるか、朝起きられるか。
この3つを本人に確かめると、どちらから試すかが決まります。

比べる点訪問オンライン
本人の準備人を家に迎える。着替えや部屋の片づけが負担になることがある端末と通信環境。顔を出すかどうかを選べる会社がある
始めやすさ初回のハードルは高いが、慣れると関係が深まりやすい初回のハードルは低い。声だけから始める形も取りやすい
時間帯講師の移動があるため、日中の枠は限られることがある移動がないぶん、日中や夕方前の枠を取りやすい
交通費定期の区間外は実費。1回あたり数百円程度を目安として示す会社があるかからない
手元の見えやすさノートも表情もそのまま見える手元カメラがないと、書いている途中が見えにくい
対応エリア会社の派遣エリア内に限られる地域を問わない会社が多い

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出典: 家庭教師のがんば、家庭教師のあすなろ、オンライン家庭教師ネッティー、家庭教師ファースト、東大家庭教師友の会の各公式サイト(2026年9月9日確認)を編集部が整理。
交通費の目安は家庭教師のがんば(定期の範囲外は片道250円程度)と家庭教師ファースト(1回数百円程度)の記載によります

両方に対応している会社なら、途中で切り替えられます。
訪問で始めて体調に波がある時期だけオンラインにする、逆にオンラインで慣れてから訪問に変える、という進め方ができます。
契約前に「途中で形式を変えられるか」「そのときに料金が変わるか」を聞いておいてください。
オンラインだけを検討している場合は、オンライン家庭教師の比較もあわせて読んでみてください。

不登校対応の家庭教師を選ぶ手順

会社を並べて比べる前に、順番を決めておくと迷いません。
編集部が各社の公式ページを読んで整理した、確認する順です。

  • 本人に聞く。「勉強を見てくれる人が家に来るのはどう思う」「画面越しならどう」と、選択肢の形で聞きます。返事がはっきりしないうちは、無料体験だけ受けて反応を見る形で構いません
  • 目的を1つに絞る。勉強の遅れを戻す、生活リズムを整える、進路の相談をする。この3つは進め方が違うので、最初に会社へ伝える内容を決めます
  • 公式サイトに不登校への対応が書かれているかを見る。専用のコースやページがある会社は、担当できる講師の探し方やスタッフの体制を用意していることが多くなります
  • 体験を「実際に担当する先生」で受けられるか確認する。営業担当や別の講師が来る会社もあるため、相性を確かめたいなら申し込み時に指定します
  • 交代の条件と費用、1年間の総額を確認する。指導料だけでなく、入会金、預かり金、月額の管理費や教材費、交通費まで足して比べます

先生の交代は、不登校の場合とくに大事な条件になります。
今回確認した5社では、交代そのものを断る記載は見つかりませんでした。
家庭教師のがんばは相性が合わない場合に何度でも無料で交代できると明記し、東大家庭教師友の会は教師交代費を0円と記載、家庭教師ファーストも合わないと感じたときは無料で交代できるとFAQに書いています。
1人目で決めなくていい、と最初から思っておくほうが気が楽です。

料金の考え方そのものを先に押さえたい場合は、家庭教師の料金相場で19社分の公式料金を比べています。

無料体験は、入会を決める場ではなく「本人がその大人と話せるか」を見る場です。
断っても構いません。
まず1社受けてみて、本人の反応を見てから次を考えるのが、いちばん失敗の少ない進め方です。

家庭教師のがんばの無料体験を公式サイトで見る

不登校への対応を明記している5社

編集部が家庭教師の会社の公式サイトを確認し、不登校への対応を専用のページやコースとして明記していた5社を並べました。
金額はすべて公式サイトの記載で、確認日は2026年9月8日から9日です。
掲載順は中学生の1時間あたりの目安が低い順で、評価の順位ではありません。

会社名形態料金の目安(中学生・税込)初期費用月額の固定費無料体験
家庭教師のあすなろ訪問・オンライン1コマ15分500円(1時間あたり2,000円)登録料22,000円と預かり金16,000円管理・サポート費12,100円、または学習ゼミ代あり
家庭教師のがんば訪問・オンライン訪問は1コマ30分1,000円(1時間あたり2,000円)、オンラインは30分750円入会金20,000円(+消費税)と預り金16,000円訪問は記載なし、オンラインは管理サポート費12,100円あり(120分)
東大家庭教師友の会訪問・オンライン1時間3,960円から(教師のランク別)入会金22,000円学習サポート費3,300円あり(150分・一世帯1人目)
オンライン家庭教師ネッティーオンライン中1は月14,300円、中2は15,400円、中3は17,600円(50分×月4回)0円なしあり
家庭教師ファースト訪問・オンライン不登校サポートコースは1時間5,500円0円なし(年間の管理費用8,800円)あり(実際の教師)

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出典: 各社公式サイト(2026年9月8日から9日に確認)。
家庭教師のあすなろ https://www.seisekiup.net/course/refusal/ と https://www.seisekiup.net/price/ / 家庭教師のがんば https://xn--u9jwg7dyfm49t3cd8zao40b.jp/sidou/k-4.html と https://xn--u9jwg7dyfm49t3cd8zao40b.jp/fee.html と https://xn--u9jwg7dyfm49t3cd8zao40b.jp/online.html / 東大家庭教師友の会 https://www.tomonokai.net/scene/missing-school/ と https://www.tomonokai.net/price/ / オンライン家庭教師ネッティー https://www.katekyoinfo.com/course/kokoronomirai/ と https://www.katekyoinfo.com/about/price/ / 家庭教師ファースト https://www.kyoushi1.net/service/backup.html と https://www.kyoushi1.net/price/

家庭教師のあすなろ

  • 不登校サポートの専用ページがあり、19万人以上の登録者の中から「不登校や勉強ができないことで悩んだ経験を持っている先生だけを選出してご紹介」と明記しています。専任スタッフが不登校訪問専門員の資格を取得しているとも記載しています
  • 指導料は1コマ15分500円(税込。高校生は550円)。これに学習ゼミ代(英数国は1教科4,400円、理社は1教科3,300円。いずれも月額・税込)か、管理・サポート費(小学生9,900円、中学生12,100円、高校生15,400円。いずれも月額・税込)のどちらかが必ずかかります。登録料22,000円(税込)は一家族に1回、預かり金16,000円は滞納がなければ退会時に全額返金と記載しています
  • 訪問とオンラインの両方に対応し、オンラインは1回30分から。「指導時間についても日中をご希望される場合もお気軽にご相談ください」と書いています。鹿島学園高校のサポート校(あすなろ式高等学園)を運営し、LINEでの質問は24時間いつでも無料と記載しています

向いている人: 勉強のやり方から立て直したい家庭。
中学生が週1回60分(月16コマ)受ける場合、指導料8,000円と管理・サポート費12,100円で月20,100円(税込)が概算です。
料金とサポートの記載は関東の運営会社のサイトによるもので、地域ごとに運営会社が分かれています。

家庭教師のがんば

  • 「不登校のお子さんは」というページで、年間100人以上の不登校の子の家庭教師を任されていると記載しています。相性が合わない場合は何度でも無料で交代できる保証を掲げ、指導のない日のために重要単元の解説動画を用意し、LINEでの相談窓口も設けています
  • 訪問は1コマ30分1,000円(税込。高校生1,125円)で、学年が上がっても受験生になっても指導料は上がらないと明記。オンラインは1コマ30分750円(税込)と下がりますが、管理サポート費が月額でかかります(小学生9,900円、中学生12,100円、高校生15,400円。いずれも税込)
  • 入会金は一家庭20,000円(+消費税)で、きょうだいの高校卒業まで有効。預り金16,000円は滞納がなければ退会時に全額返金と記載。無料体験は120分で、訪問の対応エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、栃木、茨城、群馬、福島、長野、山梨、新潟。オンラインは全国対応と書いています

向いている人: 訪問で始めたい家庭。
指導のない6日間の過ごし方まで一緒に決めたい場合にも向きます。
通信制のサポート校も運営しているため、進路の相談先を1つにまとめたい家庭にも合います。

公式サイトで無料体験を確認する

東大家庭教師友の会

  • 不登校の生徒向けのページを設け、心理師や心理士が監修した不登校の解説記事を10本以上そろえています。小学生、中学生、高校生それぞれの原因や対応、不登校からの中学受験・高校受験・大学受験までテーマを分けています
  • 1時間あたりの単価は教師のランクで変わります。ベーシックコースはスタンダード教師3,960円、プレミアム教師6,270円、プロ教師6,600円、トッププロ教師11,000円(いずれも税込)。入会金22,000円(税込)と学習サポート費3,300円(月額・税込)がかかります
  • 体験は150分で、一世帯の1人目は無料(2人目以降は1人2,420円・税込)。教師交代費、指導キャンセル料、更新費、解約費、きょうだいの入会費、再入会費を0円と明記しています。訪問は首都圏と関西圏、オンラインは国内と海外に対応しています

向いている人: 学校を離れている期間があっても受験を視野に入れたい家庭。
まずスタンダード教師で始めて、必要になったらランクを上げる進め方ができます。

公式サイトで無料体験を確認する

オンライン家庭教師ネッティー

  • 「不登校サポートコース」を用意し、その中を不登校サポート、苦手科目克服、基礎固め、勉強の習慣づけ、勉強のやり方、心のケアの6つに分けて説明しています。基礎固めでは「学年をさかのぼって基礎を学習」と書いています
  • 料金は週1回50分×月4回の月謝制で、中1が14,300円、中2が15,400円、中3が17,600円。小学生は8,800円から13,200円、高校生は17,600円から18,700円(いずれも月額・税込)です
  • 入会金(センター登録費)は0円。料金ページに「月々のお支払いは指導料のみ」「必要な費用は、このページに記載のあるものがすべてです」と明記し、教材は自由で高額教材の販売はないと書いています。訪問はなくオンラインのみで、運営は訪問型の家庭教師のノーバスと同系列です

向いている人: 家に人を上げるのが難しく、1年目の総額を先に確定させたい家庭。
入会金も月額固定費もないため、公式ページの月謝がそのまま毎月の支払いになります。1コマが50分なので、他社の60分と単純に比べないでください。

家庭教師ファースト

  • 「不登校サポートコース」があり、対象について「通学できていない、部分登校している、登校と休みを繰り返している、ひきこもり気味の状態の子も含めて対応可能」と記載しています。学校復帰が難しいと判断される場合は、通信制高校や定時制高校、高卒認定試験を視野に入れた学習支援もプランニングできるとFAQに書いています
  • 不登校サポートコースの料金は1時間あたり5,500円(税込)。毎月かかるのは月謝と交通費のみで、入会金、紹介金、解約金は0円、年間の管理費用が8,800円と明記しています。ほかのコースは料金が異なり、補習コースの基本授業料は中学生で1時間2,475円(税込)です
  • 体験は実際に担当する教師が行うと明記し、合わないと感じたときは無料で交代できるとFAQに記載。オンラインはタブレット、パソコン、スマートフォンのいずれかで受けられると書いています

向いている人: 先に先生との相性を確かめてから決めたい家庭。
入会金がなく、途中で通信制高校や高卒認定へ進路を変える可能性も相談できます。

家庭教師を見送ったほうがいい場面

1対1が全員に合うわけではありません。
次に当てはまる場合は、いったん見送るか、順番を変えるほうが本人の負担になりません。

  • 本人が「誰とも会いたくない」と言っている段階。家に知らない大人が来ることが、家の中の居場所を狭めることがあります。まず学校のスクールカウンセラーや教育支援センターに保護者だけで相談する順番でも構いません
  • 体調の相談が先にある場合。生活リズムの不調や不安・抑うつの相談は、調査でも上位に出ています。医療や心理の支援が必要かどうかは、家庭教師の会社ではなく専門の窓口で確かめてください
  • 保護者が「これで学校に戻れる」と期待している場合。家庭教師は勉強を担当します。復帰までの見通しを会社に求めると、家庭も講師も苦しくなります
  • 出席扱いの適用だけを目的にしている場合。判断するのは学校です。先に学校へ相談し、基準を確認してから会社を選んでください

契約前の確認は4つです。
1つ目は、1年間の総額で見積もりを出してもらうこと。
入会金、預かり金、月額の管理費や教材費、交通費まで含めた金額です。
2つ目は、概要書面と契約書面を受け取り、クーリング・オフの記載を自分の目で読むこと。
家庭教師は特定商取引法の特定継続的役務提供の対象です(消費者庁 https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/continuousservices/ 2026年9月9日確認)。
3つ目は、教材のセット販売を勧められてもその場でサインしないこと。
4つ目は、先生の交代を申し出る窓口と費用を、契約前に聞いておくことです。

不登校と家庭教師についてよくある質問

家庭教師の指導は出席扱いになりますか

家庭教師の指導そのものが自動的に出席になる、という制度はありません。
義務教育段階では、自宅でICT等を活用した学習活動を行った場合に、7つの要件を満たしていると在籍校の校長が判断すれば、指導要録上の出席扱いにできます。
要件には「訪問等による対面指導が適切に行われることを前提とすること」「基本的に学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けられないような場合」が含まれます。
令和6年度に自宅でのICT等を活用した学習を出席扱いとした児童生徒は13,261人でした。
まず学校に相談し、学校や教育委員会の基準を確認してから進めてください。

勉強はどこから戻せばいいですか

今の学年の内容からではなく、わかるところまでさかのぼるのが各社に共通する説明です。
オンライン家庭教師ネッティーは「学年をさかのぼって基礎を学習」「理解できるところからスタート」、家庭教師のあすなろは休んだところからではなく「わかるところ」まで戻ってから積み上げると書いています。
90日以上欠席している人が不登校児童生徒の54.2パーセントを占める以上、数か月分をまとめて埋める前提で計画を立てるほうが現実的です。
最初の体験のときに、どこから始めるつもりかを聞いてみてください。

本人が先生と会いたがりません

無理に会わせないでください。
順番としては、保護者だけで相談を受けられる会社かどうかを確かめ、オンラインで顔を出さずに受けられるか、日中の時間帯を選べるかを聞きます。
家庭教師のあすなろは日中の希望も相談できると記載し、家庭教師ファーストはスマートフォンでも受講できると書いています。
それでも本人が望まないときは、時期を置いて構いません。
無料体験を申し込んだからといって、入会する義務はありません。

料金はどれくらいかかりますか

今回の5社では、中学生の1時間あたりの目安が2,000円から5,500円(いずれも税込)でした。
ただし1時間の単価だけでは比べられません。
入会金、預かり金、月額の管理費や教材費、交通費まで足すと順番が入れ替わります。
たとえばオンライン家庭教師ネッティーは入会金も月額固定費も0円で、月14,300円(中1)が支払いのすべてです。
家庭教師のがんばは訪問の指導料が低いかわりに、入会金と預り金が初期に必要です。家庭教師の料金相場で19社分の内訳を比べています。

中学校を卒業した後の進路が心配です

進路の選択肢は増えています。
全日制のほか、定時制、通信制、高等学校卒業程度認定試験という道があります。
今回の5社では、家庭教師ファーストが通信制高校や定時制高校、高卒認定を視野に入れた学習支援もプランニングできるとFAQに記載し、家庭教師のあすなろは鹿島学園高校のサポート校に認定されていると書き、家庭教師のがんばも通信制のサポート校を運営しています。
通信制高校の学費や仕組みは、通信制高校の学費と選び方にまとめています。

まとめ

不登校のお子さんの家庭教師は、「出席をどう作るか」と「勉強をどう戻すか」を分けて考えると選びやすくなります。
出席は学校が判断し、勉強は家庭教師が担当します。
順番は、学校に相談してから会社を選ぶ、です。

  • 小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人(令和6年度)。1,000人当たり38.6人で、90日以上欠席した人が54.2パーセントを占めます
  • 自宅でのICT等を活用した学習を指導要録上の出席扱いにできる要件は7つ。判断するのは在籍校の校長で、文部科学省は一律の基準を示していません
  • 令和6年度に自宅でのICT等を活用した学習が出席扱いとなったのは13,261人。学校外の機関等での相談・指導による出席扱いは42,978人です
  • 訪問とオンラインは料金でなく本人の負担で選びます。両方に対応する会社なら途中で切り替えられます
  • 公式サイトに不登校への対応を明記していたのは、家庭教師のあすなろ、家庭教師のがんば、東大家庭教師友の会、オンライン家庭教師ネッティー、家庭教師ファーストの5社。中学生の1時間あたりの目安は2,000円から5,500円(税込)です
  • 先生は1人目で決めなくて構いません。交代の条件と費用を契約前に確認し、無料体験は本人の反応を見る場として使ってください