大型免許の合宿は何日・いくら?所持免許別の費用と取得条件【2026年10月】

学校・進学公開 2026-10-12まなびの選び方編集部

本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。掲載する料金・サービス内容は公式サイトの公開情報を2026年10月に確認したものです。

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大型・中型免許合宿(遠鉄自動車学校グループ)持っている免許に合わせた料金と時限数を表で確認し、給付金の対象かどうかも見て決めたい人。公式サイト
合宿免許受付センター地域や日程の条件が先に決まっていて、大型を扱う学校を窓口で探したい人。公式サイト
この記事の目次
  1. 大型免許の合宿に入れる人の条件
  2. 所持免許別の費用と教習時限
  3. 普通MTから大型へ、直行か中型経由か。料金の差を計算する
  4. 料金に含まれないお金と、申込後の取り決め
  5. 教育訓練給付金で実質いくらか。上限の計算
  6. 21歳未満や経験3年未満の人が使う特例教習
  7. 大型免許の合宿は何日かかるか。時限数と1日の上限から出す
  8. 大型免許の合宿を比べる
  9. 大型免許の合宿でよくある質問
  10. まとめ

大型免許を合宿で取る費用は、遠鉄自動車学校グループの公式料金で、普通MTを持っている人なら税込395,450円から、中型免許を持っている人なら237,050円からです。
持っている免許によって教習の時限数が30時限から14時限まで変わり、料金もそれに沿って動きます。
この記事では、所持免許別の料金表、中型を経由した場合の料金の差、教育訓練給付金の上限計算、21歳未満の人が使う特例教習までを、公式サイトと法令で確認できた範囲だけで整理します。

この記事でわかること

  • 大型免許を合宿で取れる年齢と運転経験の条件(法令と公式サイトの両方)
  • 持っている免許別の教習時限数と、税込の公式料金
  • 普通MTから大型へ直接進む場合と、中型を経由する場合の料金の差
  • 料金に含まれないお金、取消料、支払い方法
  • 教育訓練給付金の給付率と上限を、公式料金に当てはめた計算
  • 1日の教習の上限から出した、技能教習だけで必要な日数の計算上の下限
  • 入校する時期で料金が変わるか
  • 大型と一緒に取れるけん引・大型特殊の免許と、セットの料金
  • AT限定の大型免許が始まる日と、できること
  • 合宿と通学の、日数と料金の比べ方

大型免許の合宿に入れる人の条件

大型免許は、車両総重量11トン以上のトラックや、乗車定員30人以上のバスなどを運転するための免許です。
区分は車両総重量だけでは決まらず、遠鉄自動車学校グループの車種条件の表には、最大積載量6.5トン以上、乗車定員30人以上の基準も載っています。
遠鉄自動車学校グループの公式サイトは、取得できる車の例として10tトラック、ダンプカー、ミキサー車を挙げています(2026年10月12日確認)。
合宿でも通学でも、取得できる人の条件は同じです。
主な条件は年齢と運転経験と視力で、このほかに色の識別、聴力、運動能力にも適性試験の合格基準があります。

年齢と運転経験は法律で決まっています。
道路交通法第88条は、大型免許は21歳に満たない者には与えない(政令で定める者は19歳)と定めています。
第96条第2項は、大型免許の試験を受ける人に、中型免許、準中型免許、普通免許、大型特殊免許のいずれかを受けていた期間が通算3年以上(政令で定める教習を修了した者は1年以上)あることを求めています。
遠鉄グループの公式料金ページも「満21歳以上」「運転経験3年以上」と書いており、法令と一致しています。

視力の基準は公式料金ページに「片眼0.5以上、両眼0.8以上。
深視力を3回測定し、誤差の平均が20mm以内」とあります。
深視力は奥行きの距離感を測る検査です。
公式サイトの条件欄は視力に「矯正含」と添えており、眼鏡やコンタクトレンズを使った状態で基準を満たせば問題ありません。
視力は入校条件の1つなので、不安がある人は、申し込む前に、矯正した状態で基準に届くかを眼科などで確かめましょう。
聴力は、10メートルの距離から90デシベルの警音器の音が聞こえること(補聴器による補正を含む)が合格基準です。

運転経験の数え方にも決まりがあります。
第96条第2項が挙げているのは、中型免許、準中型免許、普通免許、大型特殊免許のどれかを受けていた期間の合計で、免許の効力が停止されていた期間は含まれません。
免許証に書かれた取得年月日から単純に数えるのではなく、実際に有効だった期間で数えます。
免許停止を受けたことがある人は、停止の期間を引いて3年に届くかを確かめてください。

では、どの免許を持っていれば遠鉄グループの大型プランに申し込めるのでしょうか。
公式の料金ページに載っている所持免許の区分は、普通一種(MT)、準中型5t限定MT、準中型、中型8t限定MT、中型一種の5つです。
普通ATだけを持っている人向けの大型プランは、この料金ページに載っていませんでした。
AT限定の免許しかない人は、申し込む前に窓口へ、大型プランの対象になるかを確認してください。

年齢には上限もあります。
遠鉄グループのFAQは「入校時に59歳以下の方であればお申込可能」と案内しています。

出典: 道路交通法 第88条・第96条(e-Gov法令検索、2026年10月12日確認) https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105 / 警視庁「適性試験の合格基準」(2026年10月12日確認) https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/annai/other/tekisei03.html / 遠鉄自動車学校グループ「車種ごとの料金」「取得可能な車種・条件」「よくある質問」(2026年10月12日確認) https://gashuku-prolicense.jp/price/ https://gashuku-prolicense.jp/license/ https://gashuku-prolicense.jp/faq/

AT限定の大型免許はいつ始まるか

警察庁の公式ページ「AT大型免許等の導入及びMT免許の技能試験等の方法の見直しについて」は、大型免許のAT免許の施行期日を令和9年4月1日(2027年4月1日)と案内しています(2026年10月12日確認)。
この記事の確認日の時点では、まだ始まっていません。

警察庁の通達(令和6年10月21日付け)は、AT大型免許で運転できるのはAT車の大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車だけで、MTの大型・中型・準中型・普通自動車は運転できないと説明しています。

遠鉄自動車学校グループの料金ページと「取得可能な車種・条件」に、AT大型免許のプランは載っていません(2026年10月12日確認)。
この記事の料金表と時限数は、MTの大型免許のものです。
AT免許の導入の経緯と教習のしかたは、中型の記事のAT限定の中型免許は取れるのかにまとめています。

出典: 警察庁「AT大型免許等の導入及びMT免許の技能試験等の方法の見直しについて」(2026年10月12日確認) https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/menkyo/menkyo_atogata.html / 警察庁「道路交通法施行規則等の改正に伴う運用上の留意事項について(通達)」(令和6年10月21日付け警察庁丁運発第214号) https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/menkyo/20241022ryuuijikou.pdf / 遠鉄自動車学校グループ「車種ごとの料金」「取得可能な車種・条件」(2026年10月12日確認) https://gashuku-prolicense.jp/price/ https://gashuku-prolicense.jp/license/

所持免許別の費用と教習時限

大型免許の合宿は、持っている免許が大型に近いほど短く、安くなります。
下の表は、遠鉄自動車学校グループの公式サイトが公開している大型免許の料金と、教習時限数です。
料金は税込で、「〜」が付いた最低額です。
宿舎の種類や入校日によって、実際の申込額はこの金額以上になります。
入校日については、遠鉄グループの公式コラムの「オフシーズン(4〜7月、10〜1月)は料金が大幅に下がる」という記述が根拠で、何円変わるかは公式の資料から確認できません(詳しくは「入校する時期で料金は変わるか」)。

現在の所持免許技能教習学科教習料金(税込、最低額)
普通一種(MT)30時限1時限395,450円〜
準中型5t限定MT26時限1時限358,050円〜
準中型23時限なし326,150円〜
中型8t限定MT20時限なし296,450円〜
中型一種14時限なし237,050円〜

出典: 遠鉄自動車学校グループ「車種ごとの料金」「取得可能な車種・条件」(2026年10月12日確認、税込) https://gashuku-prolicense.jp/price/ https://gashuku-prolicense.jp/license/

表のとおり、普通MTを持っている人と中型一種を持っている人では、技能教習が16時限違い、料金は158,400円違います。
技能教習の時限数が多い所持免許ほど、料金も高くなっています。
公式サイトは料金差の内訳を公開していないので、この差の理由までは確認できませんでした。

表の普通一種(MT)の行は、今持っている免許がAT限定のない普通免許の人が当てはまる行です。
2017年3月11日以前に取った普通免許は、取得日によって中型(8t限定)や準中型(5t限定)の扱いになるため、免許証の種類の欄で確かめましょう。
普通免許をAT限定で取り、MTへ限定解除していない人は、この表の対象に入らない可能性があります。
どちらに当たるかは、免許証の「条件等」の欄に「AT車に限る」とあるかで分かります。

教習の内容は、公式サイトの「合宿免許の流れ」に、入校、場内教習、仮免許試験、路上教習、卒業の順で書かれています。
大型・中型・準中型の取得では、場内教習のあとに仮免許試験があります。
卒業後は、住民票のある地域の運転免許試験場で本免許の試験を受けます。
警視庁の運転免許試験の案内では、指定自動車教習所の卒業証明書があれば技能試験が免除されます。
公式サイトは例として、愛知県に住民票がある人は愛知県の免許センターで受験する、と説明しています。

取り扱いの学校は、グループ6校のうち大型・中型とも浜松自動車学校、遠鉄磐田自動車学校、遠鉄浜岡自動車学校の3校です。
公式の学校紹介では、浜松が浜松ICから約10分、磐田が磐田ICから約15分、浜岡が菊川ICから約30分とされており、浜岡校は「関東圏からの合宿で大型等を取る方におすすめ」と紹介されています。
静岡県内なので、公式の説明では東京から新幹線で約90分、名古屋から約30分です。

表の読み方

「〜」は、公式サイトが付けている最低額を示す記号です。
ホテルと専用宿舎、入校する時期、同時に取る免許の組み合わせで、申込時の見積もりは変わります。
入校する時期については、遠鉄グループの公式コラムが「オフシーズン(4〜7月、10〜1月)は料金が大幅に下がる」と書いていることが根拠です。
プラン検索の画面で入校日を選ぶと、自分の条件の金額が出ます。
公式サイトは、見積もりのダウンロードにも対応していると案内しています。

入校する時期で料金は変わるか

遠鉄自動車学校グループの公式料金ページ「車種ごとの料金」は、大型・中型の料金を所持免許ごとの「〜」付きの最低額で載せています。
入校月や季節ごとに金額を分けた表はなく、閑散期や繁忙期といった区分の記載もありませんでした(2026年10月12日確認)。
入校月を選んで探す「プラン検索」は、2026年10月から2027年3月までの6か月から選ぶ形で、検索結果から概算見積書をダウンロードできると案内されています。
編集部は、この検索結果の金額までは確認できていません。

時期に触れた公式の記述は、同グループの解説コラム「【大型・中型免許】働きながら取るならどっち?『合宿』と『通学』期間・費用・メリットを徹底比較」(2025年11月20日公開)にあります。
コラムは、学生が少ないオフシーズンとして4〜7月と10〜1月を挙げ、この時期は料金が大幅に下がると書いています。
ただし、コラムに金額の例はなく、料金ページの最低額がどの時期の金額かも書かれていません。
何円下がるのかは、公式の資料から確認できませんでした。

栃木県の那須自動車学校も、大型免許の料金表を入校月では分けていません。
同校の料金表には「料金は予告無く変わる場合がございます」と注記があります。
よくある質問には「大型免許には学生割引やインターネット割引などはございません。
時期により割引プランを実施する場合がございます。
ただし、教育訓練給付制度をご利用の方は割引やプランは全て対象外となっております」とあります。
時期の割引プランがあっても、給付金を使う人は那須自動車学校では対象外です。

時期でいくら変わるかは、プラン検索で入校月を変えて見積書を出して確かめましょう。
同じ所持免許・同じ宿舎で並べると比べやすくなります。

出典: 遠鉄自動車学校グループ「車種ごとの料金」「プラン検索」(2026年10月12日確認) https://gashuku-prolicense.jp/price/ https://gashuku-prolicense.jp/plan/ / 同「大型免許・中型免許合宿コラム」(2025年11月20日公開、2026年10月12日確認) https://gashuku-prolicense.jp/column/13380/ / 那須自動車学校「大型免許の料金表」「大型免許のよくある質問」(2026年10月12日確認) https://www.nasu-ds.jp/License/big/ https://www.nasu-ds.jp/License/big/qa.html

普通MTから大型へ、直行か中型経由か。料金の差を計算する

普通MTを持っている人が大型免許を取るとき、いきなり大型の教習を受けるルートのほかに、先に中型免許を取ってから大型へ進むルートがあります。
仕事の都合で、先に4tトラックに乗る必要がある人もいます。
そこで、公式料金表の数字だけを使って、どのルートでいくらになるかを計算しました。

ルート技能教習の合計コース料金の合計(税込、最低額。仮免許の手数料は別途で、経由するルートは2回分)
普通MTから大型へ直行30時限395,450円
普通MTから中型、中型から大型15時限+14時限=29時限197,450円+237,050円=434,500円
普通MTから準中型、準中型から大型準中型は公式の時限表に普通MT所持の行なし、大型は23時限205,700円+326,150円=531,850円

出典: 遠鉄自動車学校グループ「車種ごとの料金」「取得可能な車種・条件」の数値を編集部が足し算(2026年10月12日確認、税込)。
準中型の料金は普通MT所持の場合の205,700円。
技能教習の時限数は「取得可能な車種・条件」の表による https://gashuku-prolicense.jp/price/ https://gashuku-prolicense.jp/license/

直行ルートは395,450円で、中型を経由するルートより39,050円低くなります。
準中型を経由するルートとの差は136,400円です。
仮免許の手数料2,900円は、遠鉄グループでは大型・中型・準中型を取るたびに別途かかるので、経由するルートは2回分を払います。
手数料を含めて実際に払う額で比べると、中型経由との差は41,950円、準中型経由との差は139,300円です。
技能教習の時限数は、中型経由でも合計29時限で、直行の30時限とほとんど変わりません。
差が出る理由は、公式サイトに料金の内訳がなく、確認できませんでした。
分かるのは、別々に申し込む2回分の最低額を足すと、直行より高くなるという事実までです。

もう1つ、費用以外の違いがあります。
先に中型を取っても、大型に必要な運転経験の年数は短くなりません。
第96条第2項は、中型、準中型、普通、大型特殊のいずれかを受けていた期間を通算するからです。
普通免許を持っていた期間が3年に届いていない人が、中型を挟めば条件を満たす、ということにはなりません。
経験が足りないときに使えるのは、後ほど説明する特例教習です。
教育訓練給付金も、前回の支給日から3年以上たっていないと次の給付を受けられないため、中型と大型を3年以内に続けて取ると、給付金を使えるのはどちらか一方です。

ルートの別の違いは、日数です。
合宿は申し込みを2回に分けると、移動と宿泊も2回分になります。
休みを2回に分けて取れる人は、中型を先に取るルートも選べます。
まとまった休みを一度しか取れない人は、入校が1回で済む直行のルートになります。
今の仕事で必要な免許が中型なら中型だけを先に取り、その後に大型が必要になった時点で大型だけを申し込む、という使い方も成り立ちます。

この計算には前提が3つあります。
1つめは、料金が「〜」の最低額同士の比較であることです。
2つめは、同じ学校・同じ宿舎・同じ時期に申し込んだ場合の金額が、公式サイトの最低額と同じになるとは限らないことです。
3つめは、中型と大型を別の入校日に申し込むと、入校する時期によって金額が変わる可能性があることです(根拠は、遠鉄グループの公式コラムが時期によって料金が大幅に下がると書いていることです)。
差の大きさを見るための目安であって、見積もりではありません。
実際の金額は、プラン検索の画面か窓口で確かめてください。

中型免許から先に取る場合の料金表、AT限定の人が使える新しいプラン、中型の取得条件は中型免許の合宿の費用と取得条件にまとめています。

大型と一緒に取れる免許と料金

遠鉄自動車学校グループの料金ページには、大型免許と組み合わせたセットが2つあります。
大型とけん引のセットは特定一般教育訓練給付金の対象、大型と大型特殊のセットは一般教育訓練給付金の対象と表示されています。
下の表は、大型免許だけの最低額と並べたものです。

現在の所持免許大型のみ(税込、最低額)大型+大型特殊(税込、最低額)大型+けん引(税込、最低額)
普通一種(MT)395,450円〜476,850円〜521,950円〜
準中型5t限定MT358,050円〜439,450円〜484,550円〜
準中型326,150円〜407,550円〜452,650円〜
中型8t限定MT296,450円〜377,850円〜422,950円〜
中型一種237,050円〜318,450円〜363,550円〜

出典: 遠鉄自動車学校グループ「車種ごとの料金」(2026年10月12日確認、税込、最低額) https://gashuku-prolicense.jp/price/

大型だけの料金との差は、どの所持免許の行でも同じです。
大型特殊を足すと81,400円、けん引を足すと126,500円高くなります(編集部が公式の最低額を引き算した結果)。
けん引免許だけを取る料金は、同じ料金ページで普通一種(MT)以上が147,950円〜です。
大型と同時に取るほうが21,450円低い計算になります。
大型特殊とけん引だけのセットは229,350円〜(普通一種(MT)以上)で、大型・大型特殊・けん引の3つを同時に取るセットは、遠鉄グループの料金ページにありません。

この比較には前提があります。
最低額同士の比較で、セットの教習時限数は料金ページに書かれていません。
仮免許の手数料は、料金ページの注記で、大型・中型・準中型を取る人は2,900円(申請料1,800円と交付料1,100円)を別途払うとされています。
単独で取る場合の技能教習は、公式の「取得可能な車種・条件」で、けん引が12時限、大型特殊が6時限です。
大型特殊は運転経験の年数が要らず、深視力の検査もありません。
けん引は運転経験の年数が要らず、視力の基準は大型と同じです。
けん引免許の取扱校は、同ページで浜松自動車学校と遠鉄磐田自動車学校です。

栃木県の那須自動車学校は、大型・大型特殊・けん引の組み合わせを4通りの料金で載せています。
下の表は、相部屋を使った場合の税込料金です。
別途、仮免許申請交付手数料2,900円がかかります。

所持免許(税込)大型大型+大型特殊大型+けん引大型+大型特殊+けん引
中型8t限定MT245,300円300,300円322,300円377,300円
普通車MT355,300円410,300円432,300円487,300円

出典: 那須自動車学校「大型免許の料金表」(所持免許を切り替えて表示、相部屋、2026年10月12日確認、税込) https://www.nasu-ds.jp/License/big/

那須自動車学校では、大型に大型特殊を足すと55,000円、けん引を足すと77,000円、3つを同時に取ると132,000円高くなります(編集部の引き算。
2つの所持免許のどちらでも同じ差でした)。
部屋の種類、保証、交通費の支給額が2校で違うため、金額だけで比べられません。
違いは「大型免許の合宿を比べる」の章にまとめています。

料金に含まれないお金と、申込後の取り決め

公式サイトの料金には、入学金、学科教習料、技能教習料、検定料、仮免許学科試験料(1回分)、教本代、写真代、適性検査料金、各種証明書代が含まれます。
滞在費と食事代も料金に入っています。
一方、次のお金は料金の外にあります。
申し込む前に総額の見積もりに足してください。

項目金額(公式サイトの記載)
仮免許の手数料(大型・中型・準中型・普通車を取る場合)2,900円(非課税)
仮免許学科試験の2回目以降1回1,800円(非課税)
技能教習1時限のキャンセル2,000円(非課税)。無断キャンセルも同額
キャンセルで延泊になったときの滞在調整費校舎とホテル・宿舎で異なる。宿舎5,500円〜6,600円、ホテル7,700円(1泊)
ホテルから引き続きホテルに泊まる場合原則は最短卒業日以降に専用宿舎へ移る。校舎によっては卒業までホテル滞在を保証する。ホテル滞在を続けるなら1泊につき滞在調整費(ホテル7,700円)
入校日の1週間前からのキャンセル料16,500円(税込)。入校日当日は33,000円(税込)
自由教習を追加で受ける場合普通車の例で1回50分あたり、第1段階4,950円、第2段階5,500円(税込)

出典: 遠鉄自動車学校グループ「車種ごとの料金」「よくある質問」(2026年10月12日確認) https://gashuku-prolicense.jp/price/ https://gashuku-prolicense.jp/faq/

この中で特に見落としやすいのは、取消料と滞在調整費です。
取消料は、入校日の1週間前から発生します。
休暇が確定してから申し込むと、休暇の都合で取り消す場面が減ります。
仕事の予定が流動的で、入校日の直前まで休暇が確定しない人は、取消料の条件を確かめたうえで、確定前に申し込むかどうかを先に決めておきましょう。

検定に落ちたときの扱いも確認しておきましょう。
公式サイトは、検定不合格などによる延泊は保証プランの対象で、専用宿舎に泊まる場合は延長の宿泊・食事の追加料金はかからない、と案内しています。
技能教習の追加料金(規定回数まで、または卒業まで)と検定の再受検料も、保証に含まれるとしています。
ホテルプランは、原則として最短卒業日以降に専用宿舎へ移ります。
ただし、校舎によっては卒業までホテル滞在が保証されます。
料金ページは浜松校・浜岡校・中部校を専用宿舎への移動の対象外とし、FAQは遠鉄自動車学校・遠鉄浜岡自動車学校・遠鉄中部自動車学校を例に挙げていて、校名の書き方が2つのページで一致しません。
申込時に、選ぶ校舎とプランで確認してください。
ホテルに泊まり続けたい場合は、1泊につき滞在調整費が必要です。

ただし、保証が効かないケースもあります。
公式サイトは、お客様の故意、自己都合、不注意(病気を含む)によって教習を受けられなかった場合の受講料と滞在費は支払う必要がある、と書いています。
具体的な保証の範囲は校舎とプランで異なります。
申込前に、各プランの規約と保証内容を読んでください。

交通費は、料金に含まれません。
公式サイトは、宿泊教習の特典として、新大阪から東京までの新幹線自由席の範囲で往復の交通費を支給するとしています。
自家用車で来た場合も、最寄りの新幹線駅から新幹線で来たものとして同額が支給されます。
支給は1,000円単位の端数切り捨てで、範囲外の区間は自己負担です。
お客様の都合で一時帰宅した場合の交通費は、自己負担となります。

支払いの方法も決まっています。
公式サイトによると、現金払いは受け付けておらず、銀行振込、クレジットカード、ローンのいずれかです。
予約が完了してから1週間以内に支払う必要があり、入校日までに支払いが済んでいないと入校を断られる場合があります。
クレジットカードの分割払いは、3・5・6・10・12・15・18・20・24回から選べると案内されています(カード会社によって異なる場合がある、と公式サイトは注記しています)。
会社が支払う場合の振込も可能ですが、後ほど説明するとおり、教育訓練給付金を使う場合は本人が支払う必要があります。

生活面の決まりも先に知っておくと判断しやすくなります。
公式のFAQによると、相部屋のプランはなく、原則としてシングルの利用です。
寮の門限は午後10時で、午後10時から午前6時30分まではオートロックがかかり、原則として出入りできません。
一時帰宅は原則としてご遠慮いただいている、とされています。
教習の合間の自由時間に仕事をすることは可能ですが、教習に遅れないようにという注意が付いています。
入れ墨(タトゥー)がある場合は申し込めない、とFAQに明記されています。
外国籍の人は、教習が日本語で行われる点も案内されています。

出典: 遠鉄自動車学校グループ「よくある質問」「車種ごとの料金」(2026年10月12日確認) https://gashuku-prolicense.jp/faq/ https://gashuku-prolicense.jp/price/

教育訓練給付金で実質いくらか。上限の計算

大型免許の費用を下げる公的な制度が、雇用保険の教育訓練給付金です。
厚生労働省のページでは、給付金の対象になる教育訓練が3種類に分かれています。
一般教育訓練は教育訓練経費の20%(上限10万円)が修了後に支給されます。
特定一般教育訓練は教育訓練経費の40%(上限20万円)が修了後に支給されます。
そのうえで、資格を取得し、修了日の翌日から原則1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合、または受講時にすでに被保険者として雇用されていて同じ期間内に資格を取得した場合には、10%(上限5万円)が追加され、合計で50%(上限25万円)になります(令和6年10月以降に開講する講座の場合)。
厚生労働省のパンフレットによると、資格の取得と雇用の両方が要ります。

遠鉄自動車学校グループの料金ページは、大型免許を「一般教育訓練給付金対象」、大型とけん引のセットを「特定一般教育訓練給付金対象」、大型と大型特殊のセットを「一般教育訓練給付金対象」と表示しています。
所持免許の行ごとに「対象」の印が付く形で、大型免許の5行はすべてに印が付いています。
大型と大型特殊のセットは、準中型と中型一種の行に印がありません。
印がない行は、対象を示す表示が空欄になっています。
この空欄だけでは対象外かどうかは判断できないので、その行で申し込む人は、窓口で確認してください。

現在の所持免許公式の最低額(税込)20%の給付(上限10万円)差し引き(目安)
普通一種(MT)395,450円79,090円316,360円
準中型5t限定MT358,050円71,610円286,440円
準中型326,150円65,230円260,920円
中型8t限定MT296,450円59,290円237,160円
中型一種237,050円47,410円189,640円

出典: 厚生労働省「教育訓練給付金」(2026年10月12日確認) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html / 料金は遠鉄自動車学校グループ「車種ごとの料金」の最低額(税込)に、編集部が20%を掛けた計算。
料金の全額が教育訓練経費に当たると仮定した計算 https://gashuku-prolicense.jp/price/

この表は、公式の最低額の全額が教育訓練経費に当たると仮定した計算です。
実際の給付額は、申込時の料金と教育訓練経費で決まります。
遠鉄グループの給付金のページには「諸費用(検定料・写真代・県証紙・技能(検定)追加料金)は教育訓練経費に含まれません」とあり、これらは給付の計算から外れます。
仮免許の手数料2,900円も料金の外にあります。
給付される金額の確定は、ハローワークでの手続きの後になります。

栃木県の那須自動車学校のPコースは、給付金を使う人向けのコースで、公式ページが給付の計算を具体的に出しています。
大型一種免許(中型8t限定MT所持)の相部屋料金は268,470円(税込)で、このうち教育訓練経費が242,000円、給付金の対象外の費用が26,470円です。
教育訓練経費の20%(上限10万円)は48,400円で、これが給付予定額です。
同じ学校の通常の大型免許の料金は、中型8t限定MT所持の相部屋で245,300円(税込)なので、Pコースは給付金の対象外の費用を含めると、通常の料金に別途かかる仮免許の手数料2,900円を足した248,200円より20,270円高くなります。
Pコースの給付対象外の費用には、この手数料が含まれています。
給付予定額の48,400円を引くと220,070円で、248,200円より28,130円低くなりますが、給付は修了後に支給される後払いで、受給条件を満たした場合に限ります。
保証の範囲も違い、Pコースの技能教習の保証は規定時限数+10時間までで、比べた通常の安心コースは卒業まで追加費用がかかりません。
Pコースは交通費の支給がなく、申込前にハローワーク発行の「支給要件回答書」の用意が必要です。
申し込む学校の「教育訓練経費」が総額のいくらなのかを、先に聞いてください。

大型とけん引を同時に取るセットでは、上限が効いてきます。
遠鉄グループの公開額は、普通MT所持で521,950円、中型一種所持で363,550円です。
この金額の全額が教育訓練経費に当たると仮定して40%を掛けると、普通MT所持は208,780円となり、上限の20万円を超えます。
中型一種所持は145,420円で、上限には届きません。
教育訓練経費が料金より少なければ、これらの金額は下がります。
さらに、50%の追加支給の条件を満たした場合は、同じ仮定で50%の計算になり、普通MT所持なら260,975円で、上限の25万円を超えます。

給付金の受け取りには、いくつかの条件があります。
厚生労働省の一般教育訓練給付金のQ&Aによると、受講開始日に雇用保険の被保険者である人は、支給要件期間が通算3年以上(初めて受給する場合は1年以上)あれば対象です。
離職中の人は、離職日の翌日から受講開始日までが1年以内(妊娠、出産、育児、疾病、負傷などで延長が認められた場合は最大20年以内)で、かつ支給要件期間が同じく3年以上(初回は1年以上)ある人が対象です。
過去に教育訓練給付金を受けたことがある人は、前回の支給日から今回の受講開始日の前日まで3年以上たっていることも必要です。
給付の対象になる教育訓練経費は、本人が教育訓練実施者に支払った入学料と受講料です。
遠鉄グループは、会社が授業料を支払った場合は対象外と案内し、申し込みは1回につき1講座までとしています。

入校前の手続きは、一般教育訓練と特定一般教育訓練で扱いが違います。
一般教育訓練は、厚生労働省のQ&Aによると、受講前の支給要件照会は任意で、照会しなくても支給申請はできます。
ただし、遠鉄グループは入校時に、ハローワークで受け取った支給要件の回答書の提出を求めています。
遠鉄に申し込む人は、入校前にハローワークで照会を済ませておきましょう。

特定一般教育訓練は、制度上、受講開始前の手続きが必要です。
厚生労働省のパンフレットによると、訓練前キャリアコンサルティングを受けてジョブ・カードの交付を受け、受給資格確認票とあわせてハローワークへ提出する手続きを、受講開始日の2週間前までに行います。
遠鉄グループの解説コラムは、入校の約1か月前にハローワークへ連絡して予約を取るよう案内し、「この手続きを入校2週間前までに終えていないと、給付金は一切受け取れません」と注意しています。
ハローワークの案内は「原則として」訓練開始日の2週間前までと書いており、間に合わなかった場合の扱いは書かれていません。
間に合わない場合は、ハローワークに確認してください。
卒業後は、修了日の翌日から1か月以内に、ハローワークで給付の申請をします。

雇用保険の教育訓練給付金は個人が使う制度です。
自治体の補助金には、事業者向けの制度もあります。
たとえば東京都葛飾区の「産業人材育成支援補助事業(物流・建設事業者支援)」は、大型・中型・準中型などの免許を従業員に取らせた区内の中小事業者が負担した教習所費用のうち、消費税と地方消費税の分を除いた額の2分の1(上限60万円、1,000円未満は切り捨て)を補助します。
対象は貨物自動車運送事業者などの事業者で、個人が受け取る制度ではありません。
会社に免許取得の補助制度があるかどうかは、会社の総務に先に確認してください。

出典: 厚生労働省「一般教育訓練給付金Q&A」(2026年10月12日確認) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000197028.html / 厚生労働省「特定一般教育訓練の教育訓練給付金のご案内」(2026年10月12日確認) https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/tokutei_ippan.pdf / ハローワーク墨田「特定一般教育訓練給付金」(2026年10月12日確認) https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-hellowork/list/sumida/kyushokusha/news_topics/_121897_00007.html / 遠鉄自動車学校グループ「教育訓練給付金制度」「解説コラム」(2026年10月12日確認) https://gashuku-prolicense.jp/education-benefits/ https://gashuku-prolicense.jp/column/13381/ / 那須自動車学校「大型免許の料金表」「Pコース」(2026年10月12日確認) https://www.nasu-ds.jp/License/big/ https://www.nasu-ds.jp/License/benfits/courseP.html / 葛飾区「産業人材育成支援補助事業(2)物流・建設事業者支援」(2026年10月12日確認) https://www.city.katsushika.lg.jp/business/1000011/1034399/1038067.html

21歳未満や経験3年未満の人が使う特例教習

大型免許は21歳以上で運転経験3年以上が条件ですが、受験資格特例教習を受けると、年齢と経験の条件が下がります。
道路交通法第88条は、大型免許の年齢を21歳(政令で定める者は19歳)と定め、第96条第2項は、経験年数を3年(政令で定める教習を修了した者は1年)としています。
政令で定める教習が、受験資格特例教習にあたります。

遠鉄グループの特例教習のページは、特例教習を受けると19歳で大型免許などを取れると案内しています。
教習の種類は3つあります。
「両方課程」は年齢と経験の両方が足りない人向けで、18歳から19歳で、普通免許または準中型免許を取って1年未満から3年未満の人が当たります。
「経験課程」は21歳以上で経験が3年に満たない人向けです。
「年齢課程」は、中型免許の取得で経験課程のみを修了していて、21歳未満で大型免許を希望する人向けです。

課程技能教習学科教習公式ページの料金(税込)
両方課程31時限(第1段階11・第2段階20)5時限330,000円
経験課程27時限(第1段階9・第2段階18)2時限302,500円

出典: 遠鉄自動車学校グループ「特例教習」(2026年10月12日確認、税込) https://gashuku-prolicense.jp/special-case/

特例教習を修了すると修了証明書が発行され、そのあとで大型免許の教習に進みます。
特例教習を修了しただけでは、免許センターでの技能試験は免除されません。
免除は、そのあとの大型免許の教習を指定教習所で卒業することで受けられます。
取り扱いの学校は、大型・中型とも浜松自動車学校と遠鉄磐田自動車学校です。
浜岡校は、大型の通常の教習は取り扱いますが、特例教習の取り扱い校には入っていません。

この表の料金について、確認できなかった点が1つあります。
公式ページは、特例教習の料金を330,000円と302,500円と書いていますが、これが大型免許の教習料金とは別に必要な金額なのか、セットの料金なのかは、ページから読み取れませんでした。
特例教習を使う人は、総額の見積もりを申込前に取って、この2つの金額の関係を確かめてください。

特例教習の制度の詳細は、都道府県警察のサイトや免許センターでも確認できます。
年齢や経験が足りない人は、申込前に自分がどの課程に当たるかを、学校の窓口に生年月日と免許の取得日を伝えて確かめてください。

大型免許の合宿は何日かかるか。時限数と1日の上限から出す

日数は、公式サイトの料金ページに泊数が出ていない所持免許があります。
そこで、教習の時限数と、法令が決めている1日の上限から、技能教習だけに必要な日数の計算上の下限を出しました。
道路交通法施行規則第33条第5項第1号は、第一種免許の教習について、1日の教習時間を「三時限(基本操作及び基本走行にあつては、二時限)を超えないこと」と定めています。

現在の所持免許技能教習日数の下限(1日3時限)
普通一種(MT)30時限10日
準中型5t限定MT26時限9日
準中型23時限8日
中型8t限定MT20時限7日
中型一種14時限5日

出典: 道路交通法施行規則 第33条第5項第1号(e-Gov法令検索) https://laws.e-gov.go.jp/law/335M50000002060 / 時限数は遠鉄自動車学校グループ「取得可能な車種・条件」(2026年10月12日確認)。
日数は、編集部が時限数を1日の上限3時限で割って切り上げた計算上の下限で、実際に組める最短の日程ではない。
入校手続き、検定、学科教習の日は含まない https://gashuku-prolicense.jp/license/

この表の日数は、全部の日に3時限を受けたと仮定した計算上の下限で、実際に組める最短の日程ではありません。
基本操作と基本走行は1日2時限までなので、実際の日数はこれより長くなります。
入校手続きや検定が教習と別の日になるかは、公式サイトから確認できませんでした。
普通MTから大型を取る場合、技能教習だけで10日以上かかる計算ですが、合宿全体の日数と泊数は、所持免許ごとに申込時に確認する必要があります。

遠鉄グループの公式サイトには「大型免許を約8日で取得」という紹介文があります。
どの所持免許での日数かは書かれていません。
上の表で技能教習だけが8日以内に収まるのは、技能24時限以下の所持免許(準中型、中型8t限定MT、中型一種)に限られます。
普通MT所持は、技能教習だけで10日を下回りません。
同じ「大型免許」でも、持っている免許で日数が大きく変わるので、申込時に自分の所持免許での泊数を確認してください。

ちなみに、同じ公式サイトのお知らせ(2026年8月)は、普通ATを持つ人向けの中型免許のプランを11泊12日、準中型免許のプランを9泊10日と案内しています。
中型の技能教習は19時限で、1日3時限なら7日が下限です。
下限7日に対して、公式の案内は12日です。
この差を大型の所持免許別の日数に当てはめる根拠は、公式サイトにありません。
大型の泊数は申込時に確認してください。
一般的な普通車の合宿の日数については合宿免許の期間とスケジュールで、法令の根拠つきで整理しています。

日数が長くなるほど、仕事の休みをどう確保するかが問題になります。
公式のFAQは、教習の合間の空き時間に仕事をすることを可能としています。
ただし、自己都合での時間割の変更はできません。
会議の予定は、教習の時間割が決まってから調整することになります。

合宿と通学の比べ方。日数と料金

通学で免許を取る場合も、1日に受けられる教習の上限は合宿と同じ法令で決まっています。
道路交通法施行規則第33条第5項第1号は、1日の教習時間を3時限(基本操作及び基本走行は2時限)までとし、1日に3時限の教習を行うときは連続して3時限の教習を行わないことも定めています。
遠鉄自動車学校グループの通学向けのよくある質問は、技能教習の1日の上限を第1段階が2時限、第2段階が3時限とし、学科教習には上限がないと説明しています。
同じ号は、大型免許、中型免許、準中型免許、普通免許などの教習を、9か月以内に修了することも定めています。
同グループのよくある質問は、教習の開始から9か月を過ぎると、それまでの教習がすべて無効になると案内しています。

この上限から、通学で技能教習だけに必要な日数の計算上の下限を出しました。
上の表と同じく、毎回上限の3時限を受けられた場合の数字です。
通える日が週に2日だけの場合は、1週間に受けられる技能教習が最大6時限になります。

現在の所持免許技能教習毎日通える場合の日数の下限週に2日だけ通える場合の期間の下限
普通一種(MT)30時限10日5週間
準中型5t限定MT26時限9日5週間
準中型23時限8日4週間
中型8t限定MT20時限7日4週間
中型一種14時限5日3週間

出典: 道路交通法施行規則 第33条第5項第1号(e-Gov法令検索、2026年10月12日確認) https://laws.e-gov.go.jp/law/335M50000002060 / 遠鉄自動車学校グループ「よくある質問」(2026年10月12日確認) https://entetsu-drivingschool.co.jp/faq/ / 時限数は遠鉄自動車学校グループ「取得可能な車種・条件」(2026年10月12日確認)。
日数と週数は、編集部が時限数を1日3時限、または1週間6時限で割って切り上げた計算上の下限 https://gashuku-prolicense.jp/license/

この表は、毎回3時限の予約が取れ、キャンセルも不合格もなく、学科教習と検定の日を含まない前提の下限です。
第1段階は1日2時限までなので、実際はこれより長くなります。
施行規則は、応用走行を、基本操作及び基本走行の確認を行った日の翌日以後に行うことも定めています。
卒業までの期間の見込みには使えません。

公式が通学の目安を出している例もあります。
遠鉄自動車学校グループの通学向けページ(プロドライバー免許)は、「毎日時間を問わず通学可能なお客様の卒業目安」として、2026年10月1日18時の更新で、大型免許(中型MT8t限定所持)の最短卒業目安を、遠鉄磐田自動車学校と遠鉄浜岡自動車学校が11月7日(土)、浜松自動車学校が11月21日(土)と表示しています。
10月1日から数えると37日後と51日後です。
入校日をいつと置いた目安かは書かれていません。

合宿のほうの日数も、公式資料で確認できる範囲を並べます。
この章の初めに、遠鉄グループの料金ページに泊数が出ていない所持免許があると書きました。
栃木県の那須自動車学校は、大型の所持免許別に、技能・学科の時限数と最短日数を公開しています。

所持免許技能教習学科教習那須自動車学校の最短日数計算上の下限(1日3時限)
中型8t限定20時限0時限10泊11日7日
中型一種14時限0時限7泊8日5日
準中型5t限定MT26時限1時限12泊13日9日
普通二種MT26時限0時限13泊14日9日
普通車MT30時限1時限14泊15日10日

出典: 那須自動車学校「大型免許 教習日程」(2026年10月12日確認) https://www.nasu-ds.jp/License/big/time.html / 最短日数の注記は同「大型免許の料金表」 https://www.nasu-ds.jp/License/big/ / 計算上の下限は、編集部が技能教習の時限数を1日3時限で割って切り上げた数字

那須自動車学校の最短日数は、計算上の下限より3〜5日長くなっています。
同校のスケジュール例(中型8t限定MT所持、11日間)は、1日目が入校手続きと適性検査のあとに実技2時限、1日目から4日目が1日2時限、5日目が修了検定、6日目から9日目が1日3時限、10日目は教習も検定も入らず、11日目に卒業検定と卒業式、という並びです。
同校は、最短日数を「スケジュール表に沿って乗り越しなどなく教習する場合」とし、スケジュール例には「個人差により日数が延期になる場合があります」と注記しています。

遠鉄グループの解説コラムは、普通車MT所持の場合の合宿の最短日数を、大型が15日〜、中型が10日〜と書いています。
大型の15日は、那須自動車学校の普通車MT所持(14泊15日)と同じ日数です。
同じコラムは、通学の目安期間を大型は約1〜3か月、中型は約1か月〜としていますが、算出の根拠は書かれていません。

料金は、遠鉄グループの浜松自動車学校が、大型の通学プランを公開しています。
次の表は、通学プランの税込料金と、合宿の公式の最低額を並べたものです。

現在の所持免許(合宿ページの表記)浜松自動車学校の通学プラン(税込)遠鉄グループの合宿(税込、最低額)通学と合宿の差額
普通一種(MT)407,000円(10〜1月入校)395,450円〜11,550円
準中型5t限定MT359,700円(10〜1月入校)358,050円〜1,650円
準中型335,500円(9月入校・10〜1月入校とも)326,150円〜9,350円
中型一種247,500円(9月入校・10〜1月入校とも)237,050円〜10,450円

出典: 遠鉄自動車学校グループ 浜松自動車学校「大型」の通学プラン(大型安心プラン、2026年10月12日確認、税込。
通学ページでは「普通MT免許所持」「中型免許所持」と表記) https://entetsu-drivingschool.co.jp/hamamatsu/plan/ogata/ / 合宿の最低額は「車種ごとの料金」(2026年10月12日確認、税込) https://gashuku-prolicense.jp/price/ / 差額は編集部の引き算

公式の金額で見ると、この4つの行は、合宿の最低額が通学プランより1,650円から11,550円低くなっています。
合宿の金額は「〜」付きの最低額で、宿舎や入校日によって変わることがあります。
通学プランは「追加料金不要の定額制」と案内されています。
合宿の料金には宿泊と食事が含まれ、通学には含まれません。
仮免許の手数料2,900円(非課税)は、合宿も通学も別にかかります。
通学の無料送迎は、プラン詳細ページで「原則保有免許がない方」が対象と案内されているため、免許を持っている人は対象外になる可能性があります。

中型8t限定の行は、通学ページのプラン名にMTとATの区別がないため、表に入れていません。
通学ページの金額は308,000円(10〜1月入校)です。
ここで比べたのは、遠鉄グループの浜松自動車学校の通学プラン1校分です。
通学の料金は教習所ごとに違うので、住んでいる地域の教習所の料金は、その教習所の公式サイトで確認してください。

出典: 遠鉄自動車学校グループ「プロドライバー免許」(通学向け、2026年10月1日18時更新の表示を2026年10月12日に確認) https://entetsu-drivingschool.co.jp/pro_license/ / 同「よくあるご質問」(2026年10月12日確認) https://entetsu-drivingschool.co.jp/faq/ / 遠鉄自動車学校グループ「大型免許・中型免許合宿コラム」(2025年11月20日公開、2026年10月12日確認) https://gashuku-prolicense.jp/column/13380/

大型免許の合宿を比べる

ここでは、大型免許の合宿を扱う公式サイト3件を、同じ軸で並べます。
公式サイトの公開情報を2026年10月時点で整理したもので、優劣の順位ではありません。
部屋の種類、保証、交通費の扱いが違うため、金額だけで比べないでください。

サービス形態大型免許の料金の例(税込)交通費の扱い向いている人
遠鉄自動車学校グループ(大型・中型免許合宿)静岡県の教習所グループ直営のサイト中型8t限定MT所持で296,450円〜、普通MT所持で395,450円〜新大阪から東京の新幹線自由席の範囲で往復支給所持免許別の料金と給付金の対象を一覧で見たい人
那須自動車学校(栃木県)教習所の直営サイト中型8t限定MT所持、相部屋で245,300円(別途2,900円)上限5,000円を卒業時に支給相部屋やツインなど部屋を選んで費用を調整したい人
合宿免許受付センター全国の教習所を扱う予約サイト学校ごとに公式サイトで確認学校ごとに異なる複数の学校を窓口で相談したい人

出典: 各サービスの公式サイト(2026年10月12日確認) https://gashuku-prolicense.jp/price/ https://www.nasu-ds.jp/License/big/ https://www.drivers-license.jp/

合宿免許受付センターの公式サイトは、掲載している教習所ごとに「取得取扱車種」を表示していて、普通車だけの学校と、準中型、中型、大型、大型特殊、けん引まで扱う学校があります。
大型を取りたい場合は、学校を選ぶ画面で取扱車種に「大型」がある学校に絞ってください。

3件の比較で見落としやすいのは、保証の条件です。
那須自動車学校の公式ページは「安心コース」の年齢制限を55歳以下と書いています。
遠鉄グループは、入校できる年齢の上限を59歳以下としています。
どちらも、年齢で扱いが変わる点を申込前に確認する必要があります。

大型・中型免許合宿(遠鉄自動車学校グループ)

  • 大型免許は所持免許別に5区分、普通MT所持で395,450円〜、中型一種所持で237,050円〜(税込、2026年10月確認)。
  • 大型は浜松自動車学校、遠鉄磐田自動車学校、遠鉄浜岡自動車学校の3校で取り扱い。
  • 大型免許と大型・けん引のセットなど、一般・特定一般の教育訓練給付金の対象プランを公開。

向いている人: 持っている免許に合わせた料金と時限数を表で確認し、給付金の対象かどうかも見て決めたい人。

公式サイトで入校日と見積もりを確認する

合宿免許受付センター

  • 掲載校ごとに取扱車種(準中型・中型・大型・大特・けん引)が表示される予約サイト。
  • 大型を扱う学校は限られるため、取扱車種で絞り込んでから比べる。
  • 料金と空き状況は学校ごとの公式サイトで確認が必要。

向いている人: 地域や日程の条件が先に決まっていて、大型を扱う学校を窓口で探したい人。

公式サイトで大型を扱う学校を探す

この合宿が合わない人と、先に確認したいこと

次の人は、合宿を決める前に条件を確かめてください。
まず、まとまった休みを取れない人です。
普通MTからの大型は、技能教習だけで10日以上かかる計算です。
公式のFAQでは一時帰宅も原則ご遠慮いただいているため、まとまった休みを取れない人は、通学も選択肢に入れましょう。
通学の費用と日数は、住んでいる地域の教習所に問い合わせて比べてください。

次に、費用の見積もりが大型免許だけで足りるか分からない人です。
仮免許の手数料、技能教習の追加、ホテルの延泊など、料金の外のお金があります。
合宿の費用を抑える方法は、普通車の合宿免許ですが合宿免許を安くする方法にまとめています。
大型は入校日によって金額が変わる場合があるため、入校日ごとの見積もりを取って比べてください。

最後に、給付金を使いたいのに、雇用保険の加入期間や会社の支払い方法を確認していない人です。
特定一般教育訓練の給付は、受講開始日の2週間前までの手続きが制度上必要です。
一般教育訓練でも、遠鉄グループは入校時にハローワークの支給要件回答書を求めます。
会社が授業料を払う場合は遠鉄グループの案内で対象外になるため、支払い方法も先に決めておきましょう。

大型免許の合宿でよくある質問

大型免許の合宿は、普通免許を持っていれば誰でも申し込めますか

いいえ、年齢と運転経験の条件があります。
21歳以上で、普通免許などを受けていた期間が通算3年以上です。
視力は片眼0.5以上、両眼0.8以上で、深視力の検査もあります。
年齢や経験が足りない人は、特例教習を受けると19歳から取得できる場合があります。
遠鉄グループの公式サイトでは、入校時に59歳以下であることも条件です。

中型免許を先に取ったほうが、大型免許は取りやすくなりますか

取りやすくなる根拠は、公式の数字からは見つかりません。
技能教習は、中型15時限と大型14時限で合計29時限となり、普通MTから直接大型に進む30時限とほぼ同じです。
公式の最低額で計算すると、普通MTから中型を経由する場合の合計は434,500円で、直接大型に進む395,450円より39,050円高くなります。
別途かかる仮免許の手数料は経由すると2回分になるので、手数料を含めた差は41,950円です。
運転経験の年数も、中型を取ったからといって短くはなりません。
仕事で先に中型が必要な場合を除くと、最低額同士の比較では直接大型に進むほうが低くなります。

教育訓練給付金は、全員が使えますか

使えない人もいます。
在職中の人も離職中の人も、支給要件期間が通算3年以上(初めて受給する場合は1年以上)必要で、離職中の人には、離職の翌日から受講開始日までが1年以内(延長あり)という期間の制限もあります。
過去に受給した人は、前回の支給日から3年以上たっている必要があります。
会社が授業料を払った場合は、遠鉄グループの案内で対象外です。
遠鉄グループは入校時にハローワークの支給要件回答書を求めます。
特定一般教育訓練の場合は、受講開始日の2週間前までに訓練前キャリアコンサルティングと受給資格の確認を終える必要があります。
自分が対象かどうかは、ハローワークに問い合わせて確かめてください。

検定に落ちたら、追加のお金はかかりますか

専用宿舎に泊まる場合、延泊分の宿泊・食事と、技能教習の追加(規定回数まで、または卒業まで)、検定の再受検料は、保証プランの範囲内であれば追加料金がかからないと公式サイトは案内しています。
ホテルプランは原則として最短卒業日以降に専用宿舎へ移り、ホテルに泊まり続けたい場合は、1泊につき滞在調整費がかかります。
校舎によっては卒業までホテル滞在が保証されます。
自己都合や病気による未受講は保証の対象外です。
保証の範囲は校舎とプランで異なるので、規約を読んでください。

大型免許の合宿で、自分の車で行って構いませんか

自家用車での来校はできます。
無料の駐車場を案内する、と公式サイトに書かれています。
自家用車で行った場合も、最寄りの新幹線駅からの往復の新幹線自由席代の範囲で交通費が支給されます。
支給範囲は新大阪から東京までの区間に限られ、範囲外は自己負担です。

まとめ

大型免許の合宿を決める前の確認事項

  • 条件は21歳以上、運転経験3年以上、視力は片眼0.5以上・両眼0.8以上と深視力。足りない場合は特例教習で19歳から。
  • 遠鉄自動車学校グループの公式料金は、普通MT所持で395,450円〜、中型一種所持で237,050円〜(税込)。
  • 普通MTからの場合、中型を経由するとコース料金が39,050円高く、仮免許の手数料2回分を含めると41,950円高くなる(公式の最低額同士の編集部計算)。
  • 仮免許の手数料、取消料、滞在調整費は料金の外。交通費は新幹線自由席の範囲で支給される。
  • 教育訓練給付金は、特定一般教育訓練なら受講開始日の2週間前までの手続きが必要。遠鉄グループは一般でも入校時に回答書を求める。会社が払う場合は遠鉄グループの案内で対象外。
  • 技能教習だけで普通MT所持なら計算上10日以上かかるため、合宿全体の泊数は申込時に確認する。

大型免許は、持っている免許によって費用も日数も大きく変わります。
最初に自分の所持免許を表の行に当てはめ、次に給付金が使えるかどうか、休みを何日取れるかを確かめる順番で進めましょう。
公式サイトの料金や条件は変更されることがあるため、申込時には入校日と所持免許を伝えて、最新の金額を確認してください。

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